コーチングで稼げないお金の考え方
今日は
「コーチングで稼げないお金の考え方」
というテーマでお話します。
私も
コンサルタントとして起業してから8年、
コーチとしても4年立ちますが、
はじめから稼げていたわけではありません。
コンサルタント時代も
いい感じで稼げるようになっては
稼げなくなり、
また波に乗ってきては
契約がなくなり・・・
といった大きな波を繰り返してきました。
私が
何人かのメンターに学んだことは、
スキルではなく「思考」です。
「成功者思考」をはじめ、
「お金に関する思考」も
かなり間違っていました。
なので、
お金が回ってこなかったのです。
私は、
サラリーマン経験がほぼありません。
専門学校を中退してから
バイトを経て
個人事業主で長い期間やってきました。
バイトから個人事業主になるときは、
23歳でありながら、
年収600万円。
それから数年で1200万円をもらい続けていたので
無意識にお金を引き寄せていたと思います。
そのときに
天狗になったのか、
お金の使い方も派手で
借金もかなりありました。
当時は
「借金しても返せばいい」
という考えをしていました。
しかし、
あるメンターにいわれたのが
「借金の神様に好かれるのはよくない」
ということです。
「借金の神様に好かれると抜け出せなくなる」
のです。
まさに、
収入が減ってきた時
抜け出せなくなりました。
なので、
稼げるようになるまでは
「お金の考え方」を直すのには
かなり苦労しました。
「借金の神様」に好かれる
「借金の神様」に好かれるとどうなるのでしょうか?
「借金の神様」はどんどん魅力的なものを
眼の前に差し出します。
車、旅行、ギャンブル。
お酒は飲めませんし、
女にも行かなかったので
まだマシだったかもしれません。
しかし、
車はフルローンで3年毎に乗り換え
旅行は、思い立ったらすぐ行く
週末、パチンコ、競馬と
ギャンブル三昧
当時はネットで
「ビジネスのこと」を学べなかったので、
お金は右から左
足らなければ、借金して返す
といった生活でした。
普通は
「収入>支出」になるような生活です。
しかし、
「収入+借金>支出」に始まり
収入が減ってくると
「収入+借金<支出」になっていきました。
それでは
どんどん借金が膨らんでいきます。
33歳で結婚し、
借金はあまりしなくなりましたが、
それでも
「借金しても返せばいい」
という考えがメンターに会うまで
ずっとありました。
そうしているうちに
収入も激減。
東日本大震災のときに
妻としていたデザインの仕事がまったくなくなり、
インターネットの知識を利用して
当時は
「ツイッター集客コンサルタント」として
コンサルタントになりました。
アメブロ集客コンサルタントや
ワードプレス集客コンサルタント
SNS集客コンサルタントといった
肩書きをどんどん変えて
会社を立ち上げるようになったことは
ネット集客コンサルタントになっていました。
会社を作っても
収入は減ったり増えたり。
コーチングを習うきっかけになったのが
このメンターの言葉でした。
それ以降は
「借金の神様」に好かれないように
行動をはじめました。
お金の流れを作る
お金を稼ぐには「お金の流れ」を作ることです。
「お金の流れ」は
川を思い浮かべてもらえればいいと思います。
上流から下流に流れていきますよね。
上流はお金が入ってくるところです。
下流はお金が出ていくところです。
このときに
上流から下流に流れていくものは
同じ量です。
私の若い頃は
下流に流す量が多すぎたのです。
なので、
お金持ちにはなれませんでした。
上流から来た量のほうが多い場合
お金が残っていきます。
つまり、
毎月1円でもいいので、
お金が残るように
ビジネスをしていかなければなりません。
そのためには
上流から流れてくる量を増やすことを
1日も早くすることが
稼げるようになるということです。
では、具体的にどう考えるかと言うと
あなたは、現状、
1ヶ月の生活費がどれぐらいあるか
把握していますか?
把握している人はいいですが、
把握していない人は
ざっくりでいいので、
1ヶ月、ショートしないように
(足ならなくならない金額)を
計算してください。
最低、その金額を稼がないと
「お金は残りません」
本来は
固定資産税や車の税金のように
年間でかかるものもあるので、
年間で計算するほうがいいでしょう。
しかし、
まずは一ヶ月分の支出を計算します。
それプラス10%ぐらいを
予備費として計上し、
一ヶ月で稼げないといけない
金額を割り出します。
それが、
あなたの最低月収目標です。
ビジネスをしている人で
経費が必要なら経費をプラスしてください。
このようにすることで
最低の月収が計算できます。
ビジネスで稼ぐ目標を立てる場合は
まずは、この金額が最低の金額です。
この金額の流れを作ることが
ビジネスの最初の一歩です。
年単位で考える
ビジネスは生物です。
安定して稼げるようになるまでは
100万円売り上げるときもあれば、
まったくないときもあります。
なので、最初は、
「最低の目標月収の3ヶ月分」
ストックできるまでは
余分なところには使いません。
30万円で最低生活できるとしたら
90万円が通帳に残るまでは
余分なところには使いません。
最初の月に運良く
100万円稼いでも、
1ヶ月の生活費が30万円なら
残りは70万円です。
まだ90万円に達していませんので、
余分な支出はしてはいけません。
多くの人がここで
お金を使ってしまいます。
しかし、次の月、稼げない可能性もあります。
使ってもいいですが、
3ヶ月ストックするまで
生活を大きくしてはいけません。
売上が大きくなれば、
生活費が30万円だったのが、
50万円、100万円とどんどん増えていきますが、
必ず、3ヶ月、できれば6ヶ月分の
蓄えを持って生活してください。
そうすれば、多少の変動でも
精神的に楽になります。
また、
大きくなれば、
株式会社を作ってしまう手もあります。
会社を作れば、
「給料は1年間固定」になります。
これは、
初めに30万円の給料と決めた後、
大きく儲かり、3000万円売り上げたのであれば
途中で給料を100万円と変更すると、
税金を節約できてしまうからです。
私の税理士からは
月これぐらいの給料で
とアドバイスしてもらってます。
なので
決めた給料は、決算までの間
大きく増やすことができません。
仮に360万円の資本金で会社を作れば
売上がなくても、
経費を考えないのであれば、
月30万円ずつ、
12ヶ月分の給料をもらい続けることはできます。
もちろん、月の売上もありますし、
経費も使いますが、
最低の生活費は確保できます。
個人事業主から会社を作るときに
税金だけで考えると年収1000万円とか
800万円とか言われていますが、
会社にすることで
その他にもいろいろと有利になる部分があります。
代表取締役になることで、
名刺を出したときに、
個人事業主のコンサルよりは、
信頼してもらえます。
なので、
より大きな仕事が取れるようにもなります。
そう考えると
1年間の税金だけでは判断できないので、
私は軌道に乗ってきたら
会社にすることをすすめています。
目標月収の稼ぎ方
このように、
日々の生活をしっかりと保ちながら、
コーチングビジネスで稼いでいきます。
では、もう少し詳しく説明しますね。
例えば、生活費とビジネス経費で
最低50万円必要だったとしましょう。
目標月収は50万円ですね。
じゃあ、この50万円をどうやって
稼ぎますか?
いろいろありますね。
私のメールマガジンでは
「商品のパッケージ化」を
説明しました。
計算しやすいように
商品単価が50万円なら1つ
商品単価25万円なら2つ
商品単価10万円なら5つ
商品単価5万円なら10個
商品単価1万円なら50個
売れれば目標達成としましょう。
あなたは、
どのように商品単価を決めますか?
この場合、私なら
50万円か25万円です。
あなたらどう決めますか?
仮に1万円を50個売ろうと考えたとしたら
50人以上の集客が必要です。
今、稼げていないコーチが
50人集客できるはずがありません。
この契約のために
体験セッションを何本するのでしょうか?
セミナー集客を頑張るのでしょうか?
出口から考えていけば
自ずと答えが出ます。
この商品構成の場合なら
10万円以上の商品を作る必要があります。
では、次に
10万円の商品を
5人に契約してもらうと考えましょう。
一ヶ月で5人の集客ならできそうですか?
ビジネス交流会で名刺を配って
見込み客を集めても5人ぐらい行けそうですね。
アメブロの読者が少ない人をねらって
読者登録からメッセージを送って
体験セッションへという流れでも
いけそうですね。
Facebookでも同じように
ネガティブ発言が多い人に
メッセージを送ってみるのもありです。
これなら、
5人契約で50万円達成できます。
簡単ですよね。
達成できていないとしたら、
目標額をしっかりと決めていないか、
商品をしっかりと作っていないか、
集客をさぼっているか
これぐらいでしょうか?
目標額の決め方はお話しました。
商品の作り方もメールマガジンでお話しました。
集客の方法はお話していませんが、
少しお話しますね。
コーチングでの集客の方法
リアルの集客では
名刺をしっかり作り込み
あなたが「何ができる人なのか?」
を書いておきます。
そして
会話の流れで
「あなたはビジネスうまく行ってそうなので、
悩み事はなさそうで羨ましいです」
と誘ってみましょう。
そうすれば、
「おかげさまで」という人は
脈なしです。
マインドができています。
「そんなことはないですよ」
という人に対して、
「例えばどんな悩みがありますか?
差し障りのない程度で教えてください。
少しアドバイスできますよ」
といって簡単なコーチングをします。
相手に気づきが与えられたら
「根本原因は解消していないので、
後日時間をとっていただいて、
体験セッションをうけてみませんか?」
と誘うと何人か集客できると思います。
相手からお願いされるクロージングを使えば
半分から8割は契約できるので、
5人から10人を体験セッションすることで
50万円を稼ぐことができます。
アメブロやFacebookの場合はもっと簡単です。
まずは、見込み客を探します。
儲かっていない人やネガティブ発言が多い人です。
そこに同じようにメッセージを送ります。
もちろん、
リアル集客ではないので、
ほとんどが断られますが
10人に1人ぐらいは反応があります。
相手も困っていますからね。
そして、
体験セッションに持ち込んで、
契約です。
アメブロやFacebookで
契約ができない人というのは、2,3人に
声をかけただけで諦めています。
それでは契約を取るのは無理です。
10人に1人が体験セッションに
きてくれるとしても、
100人に声をかけて
最後の10人かもしれません。
それだと
90人から断られることになります。
「それはやってみた」と
ほとんどの人がいいますが、
何人ぐらいと聞くと
2,3人といいます。
それではやり続けたことにはなりません。
そんな人は
自分のことしか考えていません。
自分が傷つくことが怖いのです。
しかし、コーチングで大事なのは
「困っている相手の悩みを解決すること」
です。
そのためには、
困っている相手を見つけなければなりません。
「困っている相手を
なんとしてでも探し出して助ける」
ぐらいに思っていなければ、
はじめはうまくいきません。
相手に見つけてもらうには、
それなりにネット集客の仕組みが出来上がり、
PPC広告を使ってからの話です。
はじめから楽してクライアントがやってくる
なんて考えいるうちは
まだまだ稼ぐのは難しいです。
「あなたがどれ位本気で
クライアントを成功させたいのか」
そのために、
あなたを見つけてもらう仕組みを作るのは
当然ですが、
最初は
「あなたから見つけに行く」
ことをしなければなりません。
それが本気ということであり、熱意です。
「コーチングで稼げないんです」
という人は、
自分の考えで努力しているだけです。
リアルで集客が嫌だとか、
ブログだけで勝手に申込みを集めたい
という考えは、有名になってからです。
無名のうちは
こちらから探すことをしていかないと
なかなか難しいです。
お金を払えない人は、お金をもらえない
度々、私は
「コンサルやコーチをつけなさい」と
書いているかと思います。
大きな理由は
「稼げないから教えてもらうしかない」
のですが、
「お金を払えない人」は「お金をもらえない」
のです。
あなたがコンサルに払える金額が
あなたが対価で貰える金額と考えてください。
あなたが私に30万円払えないうちは
あなたにもクライアントは30万円払ってくれません。
あなたに「お金のブロック」があるからです。
あなたの商品には、
30万円いただきたいけれど、
あなたは30万円を払えないというのは
おかしくないですか?
先程のお金の流れと同じです。
入ってくる量と同じだけ出ていきます。
つまり、あなたの払えるお金の金額が
今のあなたが受け取れる金額です。
あなたが低額セッションしかできない理由は
「あなたの払える金額が少ない」
からです。
よく、「自分の器の大きさ」とも言われます。
器の大きさを大きくしていかないと
入ってくるお金がこぼれてしまうのです。
なので、自己投資して
この自分の器を大きくして、
お金がこぼれないようにしなければなりません。
自己投資は
「成功者のスキルを売るための口実」ですが、
器を大きくするためには、
稼げないうちはある意味、仕方ありません。
払える金額が貰える金額です。
あなたがコンサル料に5万円しか払えないのであれば
あなたの商品は5万円以下の価値にしかなりません。
この金額は「お金のブロック」に
大きく影響しています。
「お金のブロック」を外すには、
コーチングを受けるか、
がんばってお金を払うか、
どちらかしかありません。
お金の流れを数値で見える化する
今回お話したように、
あなたが稼ぎたい月収は
まずは逆算で
最低月収を計算してください。
そして、
その金額を稼げる仕組みを数値化します。
先程の集客何人という計算です。
そうすれば、
集客が何人必要かというのがわかります。
そして、
必要な人数を集める仕組みを集中して作ります。
ここは
PDCAサイクルでしっかりと作ります。
行動、結果、検証、改善、
これを出来るだけ早く行います。
そうすれば、
いずれ最低目標月収に達するでしょう。
その後は、
ストックを作り、
生活を大きくしていきます。
生活を大きくするときに
ストックの金額を増やすことも必要です。
多くの人が
入ってきたまま生活を大きくするので
失敗します。
せっかく私のメールマガジンを
読んでくれているのに
私のような失敗をしてほしくないのです。
いかがでしたか?
私のメールマガジンでは、
ところどころ宿題がありましたよね。
目標の年収と、
達成した時の使い道を
お聞きしました。
ほとんどの人が
月収100万円以上
使い道は
趣味や旅行、社会貢献事業などを
書いてもらってます。
今回のように、
生活費から逆算して
最低稼がなければならない月収を導き出し、
残ったお金で、他の使い道を考える
このようにしていかなければ
お金は流れてきません。
そして、
お金の流れの作り方も
今回説明しました。
漠然と流れを作ろうとしても
何から手を付けていいか、
分からないものです。
しかし、
現状の生活から逆算して
目標月収を決めることで
最低限、稼がないといけない金額が
わかります。
それを目標にすればいいだけです。
あなたの現状はどうでしょうか?
しっかりと計算してみてくださいね。
そうすれば
お金の流れができてきますよ。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。