コーチングビジネスの経営方法
コーチングビジネスの経営方法
今日は、
コーチングビジネスの経営方法
というテーマでお話します。
稼げないコーチからの相談が多いですが、
話を聞いていると、どうも
「経営する」
ということがわかっていない人が多いですね。
私はいつも
「ビジネスとは、続けていく必要がある」
と書いています。
つまり、
ビジネスをしっかりと経営する、
回していくことが
とても大事といっているわけです。
しかし、
そもそも経営するということが
わかっていないのではないか、
とも感じています。
特に、現状
新型コロナウイルスが収束する時期は
全くわかりません。
ということは、
自分のビジネスをどのように続けていくのか、
今はどうやって資金繰りをしていくのかが
とても重要なのです。
会社を経営していれば、
資金がショートしないように、
資金繰りをしていくのは当たり前ですが、
コーチングを個人事業主でやっている場合は、
資金繰りという概念はないわけです。
そうすると、
困ったときに
「生活できない」
ということになります。
ビジネスを安定させるためには、
資金繰りの概念を知っておいたほうがいいと思い、
今日はそんな話をしていこうと思います。
個人事業主のお金の考え方
では、まず、
個人事業主が考えている
「お金の考え方」
です。
個人事業主の場合は、
売上、イコール生活費
になっていることがほとんどです。
コーチングの場合、
私がいつも説明しているのは、
30万円の商品を作って
30万円の商品を毎月一つ売り、
30万円の現金を受け取って
生活費にする、
この流れは
個人事業主の考え方です。
今、
新型コロナウイルスで
飲食店の経営者が困っていると
言っていますが、
個人事業主で飲食店をしている人は、
売上イコール生活費なので、
売上がなくなると生活できなくなるわけです。
もちろん、飲食店なので、
売上の中から経費を払います。
店舗の賃料や食材の仕入れ値が
経費ですね。
なので、飲食店の場合は、
売上、マイナス経費、イコール生活費
になっているだけの話です。
コーチングビジネスでも
交通費や会議室代、
打ち合わせにカフェ代などは
経費にしますよね。
毎月、売上がないと
生活ができないというのは、
自転車操業状態です。
もし本当に経営したいのであれば、
売上、マイナス経費、マイナス生活費、イコール利益
というふうに、
利益を残さなければなりません。
例えば
先程の30万円の商品で、
経費が10万円、
生活費が20万円だとしたら
30万円ー10万円ー20万円=0
となり、
利益が残らなくなります。
それでは、
今回のようにピンチになったら
乗り切れないのです。
なので、
日頃から利益を最大化し、
例えば
売上を40万円にする努力をして
40万円ー10万円ー20万円=10万円
というように利益を出さなければなりません。
この10万円を
通帳にストックするようにしなければ、
売上が少ないときや
経費が余分にかかったときに、
資金が足らなくなるわけです。
この利益をストックすることを
「内部留保」
といいます。
この内部留保の金額が
生活費の3ヶ月分とか
6ヶ月分作っておくことが
最初のゴールになります。
生活費が20万円だったとしたら
60万円とか、
120万円をまずは残すことを
していかなければなりません。
飲食店が今、厳しいのが
これ以外に店舗の賃料が
毎月必要だからです。
賃料は場所によって違うので、
一等地なら毎月100万円以上
するところもありますね。
そうなると、
内部留保はもっと必要になります。
この内部留保を作れない
ビジネスは、
経営が破綻しているとも言えます。
なので
私は
「ビジネスは利益を最大化すること」
といっているわけです。
コーチングビジネスは、幸い
経費はかなり少なくできます。
なので、
売上イコール生活費で、
利益をストックしていくことができれば、
もしものときでも
大丈夫だということになります。
まずは、
このことを理解することです。
株式会社にするタイミング
次にコーチングビジネスがうまくいきだしたら
法人化して、
株式会社にするタイミングがきます。
先程、内部留保が
3ヶ月分とか半年分という話をしました。
内部留保が半年分になれば、
100万円ほどのストックがあるので、
これを
「資本金」
にして会社を作ります。
資本金を100万円にして
会社を作れば、
給料を20万円に設定することで、
売上がなくても
資本金を切り崩すことで
5ヶ月分の給料をもらうことができます。
その間に、
売上を作り、
資金がショートしないように
していくことが会社の経営です。
内部留保が溜まってくると
会社を作るタイミングになります。
利益を出すために
ネット広告を出したりすることも必要です。
また、100万円の資本金があれば、
政策金融公庫に融資の相談をすれば、
200万円ぐらいは融資してもらえるでしょう。
新型コロナウイルスが流行している今なら
もっと融資してもらえるはずです。
つまり、
テレビでやっている
飲食店が大変というのは、
私から見れば、
経営がずさんなだけなのです。
今の状態なら
運転資金として6ヶ月分は
融資してもらえます。
ということは、
家賃が毎月100万円かかるというと、
最低でも600万円は融資してもらえます。
その他に、
人件費なども考慮すると
1000万円ほどは
借りれるはずです。
これが
貸してもらえないとしたら、
以前に、返済を滞納したか、
売上をごまかして正しく納税していないか、
それとも返済能力がないか
この3つぐらいしか
否決される理由がありません。
ビジネスを経営していない人には、
「大変だな」
と思うかもしれませんが、
自分自身の経営力のなさが
そんな結果を引き寄せているわけです。
私からしてみれば
賃料が月に100万円もする場所なら
10倍以上の利益がないと
やるべきことではありません。
つまり、毎月1000万円の利益を生み出す
ビジネスモデルでなければ、
そんなところやるべきことではないのです。
利益が1000万円も出ているとしたら、
資金がショートするなんてことは
考えられないのです。
コーチングビジネスも同じです。
利益が出なければ、
コーチングビジネスをする意味がありません。
稼げないのはどうしてですか?
それは
稼ぎ方を知らないだけです。
生活費だけ稼げるビジネスモデルを作っても
こんなときに必ず潰れます。
自転車操業のビジネスは
いずれ淘汰されるのです。
なので、
コーチングビジネスでは
高額商品を売り、
利益を最大化することができなければ、
続けていくことができないのです。
このことを理解して、
本当にコーチングビジネスをやりたいかどうかです。
そんなことをしてまで、
利益を出したくないと思うなら、
会社員のほうがマシですよ。
時間を差し出すだけで
お金をもらえるわけです。
しかし、
本当に、ビジネスをしたいのなら
しっかりと経営できるノウハウは必要です。
私は、
コーチングで稼ぐ方法を教えていますが、
会社を作ることも勧めています。
そして、
会社を作って経営する方法も
教えています。
だから、
どんどんビジネスがうまくいくのです。
高額塾やコーチ、コンサルは
ノウハウしか教えてくれません。
それでは、
会社の経営までは
たどり着くはずがありません。
それでは、
自転車操業の状態を抜け出すことが
できなくなります。
当然、私も
自転車操業時代がありました。
その時は
お金でとても苦しみました。
今では、
すべての借金を返していますが、
個人情報としての傷は
まだ残っています。
個人情報の傷は残っていても
会社としての経営は順調です。
私のクライアントには、
会社を作るところまで教えているので、
今年も何人かのクライアントが
会社を作る予定です。
そうしなければ、
今回のような事態になったときに、
切り抜けることが難しいのです。
あなたも
ニュースで放送されているような
状態になりたいですか?
なりたくなければ、
しっかりと
経営の方法を理解して、
コーチングビジネスが少々のことでは
倒れないようにしてくださいね。
いかがでしょうか?
コーチングビジネスの経営方法を
少しは理解できましたか?
コーチングビジネスの経営方法を理解しないと、
自転車操業の状態を
抜け出すことができません。
自転車操業の状態を抜け出すことができなければ、
今、困っている飲食店と同じになってしまいます。
それでは、
たくさんの人を
助けることができません。
今、経済が低迷している状態のときに
しっかりとコーチングビジネスの土台を作り、
安定したコーチングビジネスを
構築してくださいね。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。