コーチングってマルチ商法でしょうか?
コーチングってマルチ商法でしょうか?
今日は
コーチングってマルチ商法でしょうか?
というテーマでお話します。
先日、このような相談がありました。
「コーチングってマルチ商法でしょうか?」
という質問です。
マルチ商法とは、
ネットワークビジネスやMLMとも言われます。
自分が紹介した人が、
新規会員を集めて、
商品を買ってもらえれば収入を得られる、
というビジネスです。
商品を持っていない人が
簡単に始められるので、
権利収入を得たい人が
よくやっているビジネスモデルです。
コーチングはマルチ商法ではありません。
しかし、中には、
紹介をしてくれれば
一定の紹介料を支払うといったことを
している人もいるでしょう。
私もクライアントには、
「紹介ビジネス」として、
提案しています。
それはなぜかというと、
人を助けるためには、
私がリーチできない人を
探すことも必要だからです。
私のところにクライアントの紹介でやってきて
成功する人はたくさんいます。
本人にとって
たとえ紹介であっても
成功すれば嬉しいはずです。
クライアントも
一定の紹介料を私が支払うので、
それなりの報酬になります。
今の私の紹介料であれば、
サラリーマン1ヶ月分の給料ぐらいはあるので、
それなりに、クライアントにも喜ばれます。
クライアント自ら
コーチングをしてもいいのですが、
専門分野が違うとそうもいきません。
かといって私の存在を知っていて、
私のことを信頼しているなら、
紹介してもいいということになります。
もちろん、
結果も出るので、
誰もが喜ぶことになります。
マルチ商法というのも紹介ビジネスではありますが、
どうしても商品を買わされるというイメージが強いです。
売れる商品を販売するという点では、
ビジネスを学ぶにはよいと思います。
しかし、
他人の商品を売っても、
いずれ、稼げない時が来ます。
商品単価に、
他人に支払う利益を載せてあるからです。
マルチ商法で扱っている商品は
半分程度が他人の利益のためだと
いわれているので、
他人の利益を考えなければ、
半額で商品を買えてしまうということになります。
私は
マルチ商法やネットワークビジネスを
否定する気はありません。
それもひとつのビジネスモデルだからです。
マルチ商法のことを
良い、悪いと判断するのは価値観の違いで、
うまくいっている人もいるわけです。
それを悪いことと言ったところで、
意味がないからです。
どんなビジネスでも
利益を最大化するためにがんばっています。
コーチングでもコンサルティングでも
カウンセリングでも占いでもそれは同じです。
ビジネスをしている人は
それが良い商品だと思って売っているわけです。
それに関係ない人が
とやかくいうのは、
自分がどれだけの人間なのか
ということです。
人の商品の文句を言う人は、
ほとんどが劣等感の塊です。
自分が少しでも優位に立とうとして、
悪いとこを探して叩いたりします。
しかも
ほとんどの場合は、
匿名でやってます。
匿名だと、
ばれないので都合がいいわけです。
そしてネットの世界では
ネガティブな情報ほど
信用されます。
辞める理由を探すためです。
辞める理由の根拠がほしいから
ネガティブな理由が信用されるのです。
そうではなくて、
「誰が発信しているのか」
のほうが重要です。
匿名の情報ほど、
偽物の情報です。
本物の情報なら
匿名にする必要がないからです。
なので、
情報を信用するかしないかは
まずは匿名であるかどうかを
基準に考えてください。
匿名で発信している場合は、
本物の情報ではありません。
今日はそんな話をしていきます。
マルチ商法に良い、悪いはない
マルチ商法に、良い、悪いはありません。
昔のように
「ネズミ講」と呼ばれる、
無段階の紹介ビジネスなら、
日本でするのは悪いことでしょう。
しかし、
マルチ商法が
「うまく行かない人」にとっては、
マルチ商法も
「騙された」
となります。
そうなると、
悪いビジネスになるでしょう。
コーチングも同じですよね。
理想の未来に行きたくても、
「自分を変えられない人」が
コーチングを受けても
何も変わらないでしょう。
悩みを解決できないし、
理想の未来を手に入れられない、
そうなると
コーチングでも
「騙された」
ということになります。
つまり、
コーチングであっても
コンサルティングであっても
本人が望んだ結果にならなかったら、
「騙された」
と思うわけです。
マルチ商法にしても、
コーチングにしても、
コンサルティングにしても、
契約するのは
大の大人の本人です。
結果が手に入らないとしても
契約すると決めたのは本人なので、
結果が得られないのは、
「本人が価値を受け取れなかっただけ」
ということになります。
いわゆる
「自己責任」というやつです。
この
自己責任を理解できずに、
「騙された」
「しっかりやったのに結果が出なかった」
というのは、
あまりにも劣等感の塊でしかありません。
自分が劣っているのを
認めたくない気持ちはわかりますが、
どんな世界でも、
上には上がいます。
マルチ商法でも
コーチングでも
結果を出せない人は
必ずいるわけです。
こんなことを書き出すと、
「自己啓発もマルチ商法でしょうか?」
と聞いてくる人もいると思います。
成功するためには、
自分自身を変えなければなりません。
今のままで成功するなら
とっくに成功しているはずだからです。
成功できない部分を直し、
成功するような思考に変えていくことが
「自己啓発」です。
今のままで成功したいというような
甘い考えでは、成功できません。
これが
成功できない人の
妬みになり、
「自己啓発も宗教だ」とか
「自己啓発は詐欺だ」とか
「自己啓発はマルチ商法だ」とか
「自己啓発はネットワークビジネスだ」
と批判するわけです。
批判している人はというと
ほとんどが「匿名で」
情報発信しています。
匿名であれば、
好き勝手なことを発信しても
自分のところに矛先が向くことはありません。
むしろ、
情報弱者の人たちが
信用してくれて、
応援してくれたりします。
それが
気持ちいいので、
どんどんエスカレートしていきます。
しかし、
それで、
成功できるかというと、
実名発信できないので、
一生成功できないでしょう。
そんな匿名の情報を
信用してお金を払う人がいないからです。
評論家は、
誰でもできます。
私も野球が好きなので、
よく見ていますが、
「なんで、ここで交代するねん」とか
「ここは代打やろ」とか
好き勝手に言っています。
だからといって
プロ野球の監督になれるわけではありません。
なれたところで、
何もできないでしょう。
匿名の情報発信も同じです。
リスクを背負わないので、
好き勝手に物事を言うことができます。
実名というリスクを背負わなければ、
お金を稼ぐことができないのです。
マルチ商法も同じです。
リスクを背負わなければ
稼ぐことができません。
リスクを背負う気がないのに、
マルチ商法はだめだと言っている時点で、
なにもできません。
ビジネスはそんなに甘いものではないのです。
コーチングは、マルチ商法ではない
コーチングは、マルチ商法ではありません。
しかし、
コーチングを受けたからといって、
必ず、結果が出るかというと、
そうではありません。
コーチングの資格をとったばかりの人に、
コーチングされると、
ほとんどの場合は、
結果が出ないでしょう。
ゴール設定も理解していないし、
理想の未来に連れて行く方法も知りません。
質問して、
相手に答えさせて
スッキリさせることができるだけでしょう。
それでは、
お金を払う人がいません。
あなたが本当にコーチングで稼ぎたいのであれば、
コーチングをビジネスでするのか、
それとも
コーチングをしたいだけなのか、
この部分ははっきりさせなければなりません。
コーチングをしたいだけならば、
リスクを背負う必要はありません。
コーチングという行為をして、
結果はどうでもいいからです。
しかし、
コーチングをビジネスですると決めたとしたら、
リスクは背負う必要があります。
お客さまからお金をいただくということは、
何かしらの対価を渡すことが必要だからです。
あなたが完璧な価値を渡す必要はないですが、
少なくともお客さまが納得する形で
価値を提供できなければなりません。
稼げないコーチは、
ほとんどが
「コーチングをして人助けをしたい」
といいます。
しかし、
本当にビジネスをしたいと思っている人は
とても少ないです。
本当にビジネスとして
お金を稼ぎながらコーチングで
生活したいと思っている人は
ほとんどいません。
お金を稼ぐというのは
リスクがあるからです。
このリスクを背負うのが嫌な人は、
お金を稼ぐことができません。
相手が、
勝手にお金を払ってくれるなんてことは
ないからです。
このリスクを背負うことと
ビジネスとしてコーチングをすることを
しっかり意識していなければ、
コーチングで結果を出すことは難しいでしょう。
もちろん、
誰でも初心者のときはあります。
最初から
ちゃんとコーチングができるのかというと
できないでしょう。
しかし、
ちゃんとできないからといって
いつまでもお金をもらわないで
コーチングすると、
もっとお金をもらえなくなります。
無料でコーチングすることが
当たり前になるからです。
無料のコーチングに価値はありません。
物々交換が成り立っていないからです。
相手がお金を払うからこそ
相手は価値を受け取ります。
無料でコーチングをしてしまうと
相手は結果を出すことができません。
無料なのでダメ元でコーチングを受けるからです。
そんな状態で、
コーチングの結果を出すことはできません。
お金を払ったことがない人も同じです。
自分がお金を払わなければ、
相手からお金を払ってもらうことができません。
稼げないコーチのほとんどが
「稼いだらコーチをお願いします」
といいますが、
お金を支払えないコーチに
コーチの仕事が来るはずがないわけです。
そんなプロでもないコーチに
コーチングを頼む人がいないからです。
なので、
まずは、コーチングでお金を払って
セッションを受けること、
お金を払ってセッションを受けた後で
自分もお金を払ってもらって
セッションをすること、
この順番でなければ、
セッションでお金を受け取ることができません。
だから、
ビジネスをするときには
お金が必要なのです。
最初からお金がないのに
ビジネスを始めても
稼げるようにはなりません。
ビジネスを始めることは簡単ですが、
お金がなければ
稼ぐことができないわけです。
ビジネスは簡単に始められますが、
それは、スキルをお金に変える人が
刷り込んだ思考です。
本来、
ビジネスというのは、
覚悟が必要です。
昔は会社を作るために結構な資本金が必要でした。
それがビジネスを始めるための覚悟の額でした。
でも、今は会社も資本金1円から作ることができ、
簡単にビジネスを始めることができます。
なので、
覚悟が足りません。
だから
ビジネスが成功しないのです。
マルチ商法が良いか悪いかなんて
関係ありません。
コーチングが良いか悪いかも
関係ないわけです。
重要なのは、覚悟があるかないかです。
それによって、結果がでるかどうか決まります。
結果が出なければ、
何をやっても同じだということになります。
それがわからない限り、
マルチ商法が良いか悪いかなんて
判断するほうがおかしいわけです。
お金を儲けたくて
マルチ商法をやるならやればいいわけです。
お金を儲けたくて
コーチングをビジネスでするなら
やればいいわけです。
結果が出れば正解で、
結果が出なければ間違い、
ただそれだけのことです。
結果が出なかったから
「騙された」
というのは自分の価値の中だけの話です。
そんなことをしていても
成功することはありません。
その事に早く気がついて、
本当にやるべきことを理解してくださいね。
いかがでしょうか?
コーチングはマルチ商法ではありません。
しかし、
そんなことはどうでもいいことです。
コーチングで稼げるかどうか、
ビジネスとして成功するかどうか、
覚悟の問題です。
このことを
しっかり理解して、
ビジネスを進めてください。
そうしなければ、
ビジネスのほとんどが失敗するので
「騙され続けるだけ」
になりますよ。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。