もくじ
お金がないからビジネスがうまくいかない
私のところに相談に来る人の中に、「お金がないんで・・・」っていう人がたまにいます。
「お金がないから、コンサルティングを受けることができません」
「お金がないから、サイトを作ることができません」
「お金がないから、チラシを作ることができません」
「お金がないから・・・」
私からしてみれば、「お金がないからコンサルティングを受けるべき」なのですが・・・
では、「お金がない」と言い訳する人のマインドは、どういう状態になっているのでしょうか?
お金がないからうまくいかない人の考え方は2種類あります。
1つ目は「覚悟の違いによる恐怖」からくるブロック、
2つ目は「努力するのが嫌い」からくるブロックです。
覚悟の違いによる恐怖
1つ目の「覚悟の違いによる恐怖」からくるブロックですが、こちらは比較的分かりやすいです。
例えば、私が世界で1人しか無い、凄腕の医者だとした時に、あなたが後1週間の命だとします。
もし、仮にあなたの病気を1000万円で直せるとしたら1000万円を1週間で集めませんか?
これは仮の話ですが、ビジネスも同じです。
もし、自分のビジネスが月収100万円になったらいいなぁ~ぐらいの覚悟しかなければ、うまくいくはずないですよね。
でも、月収100万円なかったら死んでしまうとなれば、死に物狂いでビジネスをすると思います。
寝る時間やごはんを食べる時間、ましてやテレビを見たり、飲みに行ったりする時間なんてもったいなくてしないでしょう。
つまり「あなたのビジネスがうまくいかなくてもなんとかなる」という場合、お金を出してまで教えてもらう必要がないわけです。
本当に何とかしたい場合は、お金を出してでも教えてもらいたいということになります。
便利な言葉で逃げているだけ
現在の状態が、特にビジネスで成功しなければならない理由がない場合、「お金がない」という便利な言葉でビジネスを成功させることから逃げているだけなんです。
飲食店や物販の場合、先に店舗に投資したり、仕入れをしたりしますよね。
お金がないからと始める人はほぼいません。
ラーメン屋を開業するのに、改装費等で先行投資1000万円は当たり前です。
そんなビジネスだと、お金がないからお店を無料で作ってというと「アホか」と言われますよね。
物販も物を売るためには仕入れが発生しますが、仕入れをするのにお金が必要です。
これも「お金がない」という理由はありえません。
覚悟がない人との付き合いはない
コンサルティングは情報を切り売りですが、情報は形がないので「無料で」とおっしゃる人も多いです。
しかし、そういう人は大抵の場合「覚悟がない」ので、付き合いはほぼありません。
ある程度の覚悟がないのであれば、ビジネスするよりサラリーマンやパートの方が幸せですよ。
楽して稼ぎたいだけ
覚悟はあるけど、うまくいかないんだけど、と思われたあなた。
2つ目のマインドブロックのほうがやっかいです。
ビジネスを成功させるためには、ある程度の努力が必要です。
例えば、私のところには「ブログで集客したいんですけど」という相談が来ます。
「無料でアメブロで記事を書いて集客したいんですけど」
というので、
「記事を1000文字以上で100記事ほど、1ヶ月で投稿して下さい。」
とアドバイスすると「できません」というわけです。
では、ライターさんを紹介しますので、ライター費用が10万円ですが、どうしますかというと「お金がないんです」といいます。
ビジネスの覚悟もそうですが、努力もしたくない、つまり楽して儲ける方法をさがしているだけなのです。
また、こんな場合もあります。
お金はかけずに楽してお金が出てくる仕組みがほしいだけ
私のコンサルフィーは、月10万円です。
カード払いにして、来月請求がくるまでに10万円稼がせるのでそれでどうですか?
というと「無理です」
といいます。
つまり、
お金はかけずに楽してお金が出てくる仕組みがほしい
と思っているだけなのです。
ビジネスに限らずどんなビジネスでもそうですが、努力なしで目標は達成できません。
努力なしで達成できるのであれば、すでに達成できています。
達成できないから、お金を出さずになんとかしてでも欲しくなるのです。
店舗集客でも同じ
店舗集客でも同じです。
店舗に人を集めるのに、チラシを3万円で1000枚作ってばらまきましょう。
というと「お金が無いんです」
じゃあ、カードで3万円支払って、来月までにお金を作りましょう。
というと「できません」
結局、チラシをばらまくのがめんどくさいのです。
セールスは断られるので嫌だという人もいます。
自分が嫌なことをするのが嫌なだけなのです。
つまり、楽して簡単に出来る方法を教えて欲しいだけなのです。
ビジネスを甘く見すぎ
そんなことをしていても、ビジネスなんてうまくいくはずはありません。
ビジネスを始めるまで、1年ぐらい、バイトして100万ほど作ってからビジネスをした方がいいですよ。
そんなことさえもできないのであれば、しんどい思いをしながらでも時間の切り売りをして、時間給でもらうほうが幸せです。
職場で嫌いな人がいるよりも、努力するほうが嫌でしょう。
しんどいことも嫌でしょう。
嫌いなこともしたくないでしょう。
それならビジネスしないほうがよっぽど幸せです。
サラリーマンであれば、職場にいるだけで給料がもらえるんだから。
ビジネスしている、起業した、そんな言葉は聞こえがいいです。
自分で好きな時に好きなことをして好きな時に寝ている。
嫌いな人とも付き合わなくてもいい。
そんなことしている人は、ほんの数%です。
ほとんどの人は、嫌なこともつらいことも努力も全て自分がしなければ、お金はもらえないんです。
ビジネスしている人が楽そうだからと思っているかもしれませんが、ビジネスで上手く言っている人は影で何十倍も嫌なことやつらいことをしています。
セールスするのだってたくさんのひとに断られるんですよ。
ほっといて売れる商品なんてないんですから・・・
クレクレ君になってますか?
「お金がない」といえば、全て無料でもらえるという、いわゆる「クレクレ君」になってませんか?
いくらいいことを教えてもらっても、最後は自分が努力しなければなりません。
少しだけ稼げればいいんだけど・・・
それならパートに行って下さい。
あわよくば月収100万円なんて、どこにもありませんから。
「お金が無い」というマインドブロックの外し方は「お金がない」というのを正当化するのではなく、
「あなたがビジネスを回転させる努力をしないからお金がない」
「あなたがビジネスに対してしんどいことをしないからお金がない」
「あなたがビジネスに対する優先順位が低いからお金がない」
というメッセージなので、お金がないのは、事実ですが、ビジネスする姿勢を見なおしてみてくださいね。
もし、「お金がない」という理由でうまくいかないのであれば、それは経営がずさんなだけです。
「お金がない」「時間がない」といっているうちは、ビジネスはうまくいきませんよ。
「お金」や「時間」は自分で作りだすものですから。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。