お客さまに喜んでもらえるサービスを提供する
今日は
お客さまに喜んでもらえるサービスを提供する
というテーマでお話します。
ビジネスの基本は
「お客さまに喜んでもらえるサービスを提供する」
ことです。
お客様に喜んでもらえるサービスを提供すれば、
お客さまはその対価に対して
お金を払ってくれます。
価格が高いか、安いかは
お客さまが決めることです。
提供側が
「高い」
と感じるならば、
安く感じるように
サービス内容を多くしたり、
濃いものにしたりすればいいわけです。
商品を変えずに、
価格だけを高くしたり
安くしたりするから
おかしくなるわけです。
お客さまが喜んでもらえることを
考えていくことで
ビジネスが出来上がります。
今日はそんな話をしていきます。
何をすればお客さまが喜ぶのか
ではまず、
何をすればお客さまが喜ぶのでしょうか?
ビジネスを学んでいない人は、
「安い価格で提供すれば、お客さまは喜ぶ」
と勘違いしています。
しかし、
安い価格で商品を提供しても
サービスの内容を維持することができません。
続けていくこともできないでしょう。
はじめは繁盛するかもしれませんが、
ビジネスとしては成り立ちません。
例えば、
1時間3000円ほどでマッサージしてくれる
お店がよくありますよね。
あれを個人でやろうとしても
無理です。
大きな企業は
薄利多売で宣伝し、
時給1000円でマッサージする人が
アルバイトでいるから
成り立つわけです。
個人がやろうとしたら、
宣伝集客がうまく行かず、
1万円の売上を作ろうとしても
苦労するでしょう。
確かに
価格が安いので
お客さまは喜ぶかもしれませんが、
経営はかなり難しいビジネスです。
ビジネスを成功させるコツとしては、
薄利多売ではなく、
高単価商品を売ることです。
大雑把に言うと
100万円の商品を毎月1人に売ることで、
100万円の売上を作ることです。
個人の場合は、
高単価商品でなければ、
時間だけかかり、
いずれビジネスが回らなくなります。
1万円の商品を
100人に買ってもらったとしたら、
コーチングの場合
1時間のセッションとしても
100セッションです。
1日に5セッションこなせたとしても
20日かかります。
それ以外に集客の作業をしたり、
経理の作業もしなければならないとなると、
休む時間さえないと思います。
そんなビジネスが仮に上手く行っても、
いずれ作り変えなければなりません。
私がクライアントによく言うのが、
手に入れたものを捨てる恐怖の話です。
先程の例で
1万円のセッション単価を
100人に売れるようになったとしましょう。
そのときに、
休みが取れないので、
単価を上げましょう
と提案しても
わかりました、と
言う人はまずいません。
1万円から2万円にすると
お客さまが来なくなると思うからです。
なので、
一度作り上げた売れる仕組みを手放すことは
とても恐怖に感じます。
しかし、
普通に考えたら簡単な話です。
1万円を2万円に単価アップして
もし、お客さまが半分になっても
売上は変わりません。
そして、
働く時間が半分になるので、
自分の時間が出来上がります。
そうして
自分の時間を作るしかありません。
このときに
「単価が2倍になったら、
サービスも2倍にしないと」
と思う人もいるでしょう。
今までの1万円の単価が
お客さまにとって安かっただけで、
普通の単価に戻っただけかもしれないのに、
そんな事を考えてしまいます。
そうなると、
確かにお客さまが喜ぶサービスだったかもしれませんが、
自分はというと
辛いビジネスになっているわけです。
そんな辛いビジネスは長く続かないでしょう。
それでは、
ビジネスをしている意味がなくなるわけです。
価格が「高い」「安い」はお客様が決める
次に、
価格が「高い」「安い」は
お客さまが決めるということです。
あなたが
「この価格は高いな」と思った商品でも
お客さまが
「とても安いですね」
ということは普通にあります。
価格が「高い」「安い」と感じるのは、
日頃からあなたがものを買うときに
「値段を見て判断しているから」
です。
もし、
あなたが1兆円持っているとして、
商品を買うときに値札を見て
「高い」と思うでしょうか?
たぶん、思わないはずです。
なぜ、値札を確認してから
ものを買うと決めるのかというと
「お金に支配されているから」
です。
100万円の商品と
100万円は同じ価値ですが、
お金に支配されていると
100万円の方を高い価値がある
感じています。
だとしたら
100万円を使うときに
100万円以上の価値があると感じたものにしか
100万円を払いません。
お金に支配されていると
本来、物々交換なのにも関わらず、
「お金のほうが特別だ」
と感じてしまっているのです。
そうなると、
ものを買うときに値札を見て、
「これは高い」
「これは安いから買う」
と決めるようになります。
お金は使うと流れていくようになります。
それはなぜかというと、
お金は、必要なところに
流れていくような仕組みだからです。
もし、
節約して生活しているなら
「お金はあまり必要がない」
ように物事が流れていきます。
そうなると
いつまでたっても
お金は、余り流れてきません。
節約が上手な人が
お金持ちでないのは、
それが原因です。
節約は悪いとは言いませんが、
必要以上に節約すると
お金の流れを止めます。
だから
お金持ちにはなれません。
なので、
お金持ちは、
お金を投資して、
更にお金を増やすように
お金を使っていくわけです。
別に
浪費して散財しろというのではなく、
投資して、お金を増えるように使っていけば
お金はどんどん増えていきます。
それが
自己投資と言われる投資です。
コーチングを学ぶ人は
自己投資をしていますが、
お金を稼ぐ投資ではなく
スキルを学ぶ投資をしているので
スキルをお金に変えることができません。
それが
コーチングで稼げない理由にもなります。
お客さまに喜んでもらえるサービスで対価をいただく
最後に、
お客さまに喜んでもらえるサービスを提供したら
しっかりと対価をいただくことです。
そのときに、
重要なのは、
ビジネスモデルをしっかりと作るということです。
ほとんどの人は、
商品を作り、いくらいただくか
しかイメージしていません。
そうではなくて
しっかりと1ヶ月生活できるよう
ビジネスを組み立てることです。
例えば、
生活費が30万円の人の場合、
1ヶ月30万円を受け取ることができれば、
生活できますよね。
だったら
30万円を受け取れるような
商品を作れなければ、
いつまでたってもビジネスとして
やっていくことができません。
会社から
給料を20万円もらいながら
残り10万円をコーチングで稼ぐと考えていると、
いつまでたっても
会社をやめることができません。
なので、
30万円を受け取れるビジネスを
最初に作ることがとても重要です。
その場合の商品単価は、
3つしかありません。
30万円の商品を1つ売るのか
15万円の商品を2つ売るのか
それとも
10万円の商品を3つ売るのか
です。
それ以下の商品を作っても
クライアントを抱えすぎて
ビジネスが回らなくなります。
10万円の単価の商品だとしても
月に2回のセッションで
3ヶ月の商品だとしたら、
1ヶ月目は6セッションです。
2ヶ月目もクライアントが増えるので、
2ヶ月目には12セッションになり、
3ヶ月めには18セッションになります。
その時の、クライアントは9名になっています。
月に2回のセッションを10名上のクライアントで
抱えるのは、かなり重労働です。
他にもメールフォローや
アフターフォローがあるからです。
クライアントが10名以下で
1ヶ月30万円稼ぐとなると
1ヶ月あたりは3名以下で
ビジネスを作らなければなりません。
このビジネスモデルを
しっかりとイメージできなければ、
ビジネスを続けていくことができないわけです。
こんなことを書くと必ず、
1万円の商品と10万円の商品だったら
1万円の商品のほうが売れるのでは、
という人がいます。
そんな考えでは
ビジネスでは成功しませんが、
なぜ、1万円のほうが簡単だというかというと
集客を無視しているからです。
ビジネスで成功している人は、
セールスよりも集客のほうが難しいことを
知っています。
1万円の商品を売るのと
10万円の商品を売るのとでは、
それほど、難しさに変わりはありません。
しかし、
1万円の商品を売るためには
10人の人を最低集めないといけないのと
10万円の商品を売るためには
1人集めればいいのとでは、
1人のほうが簡単です。
価格が高いか、安いかを
決めるのはお客さまです。
なので、
1人を集客して
10万円の商品を売ってみれば
いいだけのことなのです。
10万円の商品が安いという人もいれば、
1万円の商品が高いという人もいます。
どちらも同じ確率ですが、
お金に支配されていると
1万円の商品を買ってくれる人のほうが多いと
勘違いします。
それは
自分がそういう考えだからです。
まずは、
その考えを変えていかないと
ビジネスはうまくいきません。
だから
マインドセットはとても重要なのです。
先程の1万円と10万円の商品ですが、
10万円の商品は
同じ10人集客できたら
9人まで断られても大丈夫です。
一人に売ればいいわけです。
しかし、
1万円の商品なら
10人集めて10人ともが
買ってくれなければなりません。
それは
とても難しいことです。
半分に断られるとしても
もう10人、
集めなければならないということになります。
この理屈を理解しなければ、
ビジネスを続けていくことはできません。
ビジネスが上手く行っている人は
セールスより集客が難しいことも知っているし、
価格の高い安いはお客さまが決めることも
知っています。
なので、
ビジネスが回る価格設定をして、
回るように集客してセールスするだけなのです。
そして結果的に商品は
「お客さまに喜んでもらえる商品だった」
ということになるだけの話です。
いくらお客さまが喜ぶ商品を提供したいと思っても
提供し続けられなければ、
お客さまには失礼です。
「せっかくあなたの商品はいい商品だと思ったのに」
といわれても、
安い価格でやっていると
「これ以上ビジネスを続けていけないんです」
というしかありませんよね。
途中で値上げしないといけない可能性もあります。
それだったら
あなたの商品に価値を感じてもらった人だけに
商品を提供するほうがいいわけです。
高い商品を売ることは
最初は抵抗があるかもしれませんね。
しかし、
高い商品を売れるような仕組みを作らないと
いずれ、ビジネスができなくなります。
その部分を理解していると
今は売れなくても、
いずれ売れる仕組みが完成します。
売れる仕組みが出来上がるまで
コツコツを積み上げることです。
1回売ったら終わりなら
別に安くても高くても
売れればいいと思います。
しかし、
コーチングで3年、5年続けたいのであれば、
売るだけが目的ではいけません。
ビジネスを維持することも
とても大事です。
そのためには
薄利多売では、
続けていくことができないのです。
その点をしっかり理解して、
ビジネスを作ってくださいね。
いかがでしょうか?
お客さまが喜んでもらえる商品を提供することは
とても重要です。
しかし、
それ以上に重要なことは
ビジネスを維持することです。
ビジネスを維持できないビジネスモデルを
作ったところで、
ずっと続けていくことができません。
とても重要なことですが、
稼げていないコーチはまずは目先のことしか
わからないわけです。
まずは一つ売ってみよう、
そう思うのは仕方がありません。
しかし、
それでは
ずっとは続けていけません。
そのことを
しっかり理解して、
ビジネスを組み立ててくださいね。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。