クロージングでお客さまに選ばせない
クロージングでお客さまに選ばせない
今日は
クロージングでお客さまに選ばせない
というテーマでお話します。
稼げないコーチがよく失敗する例として、
「クロージングでお客さまに選ばせる」
ということがあります。
例えば、
クロージングで商品を紹介し、
値段を提示したあとで、
「やるかやらないか、どちらでもいいですよ」
というと、
契約が決まりません。
なぜなら、
「やらない」
という選択を
お客さまが選ぶことができるからです。
そうなると、
主に「お金がない」という理由で
「やらない」
と決められてしまいます。
もし、
お金の提示までいったなら、
コーチが責任を持って
契約してあげることが
必要です。
覚悟が足らないコーチなら、
結果が出ないとか、
自信がないといった理由で、
「契約してもらいたくない」
という感情があり、
お客さまが
「やらない」
という選択してくれるように
無意識に誘導しています。
だから、
どうしても
「やりません」
「いりません」
と言われる確率が上がります。
それが
稼げない理由にも直結するのです。
もし、
「やらない」
と言われたいのであれば、
商品説明をする前までに
断られるようにしてあげなければ、
なりません。
なぜなら、
お客さまが理想の未来を見せられて、
やりたくなっているにも関わらず、
断らないといけないとしたら、
お客さまを不幸にするからです。
理想の未来を見せた後なら、
覚悟を持って
契約してあげて、
お客さまをスタートラインに立たせることが
コーチの役目です。
それなのに、
お客さまに選ばせる状態を作ることは
コーチとしては失格です。
今日はそんな話をしていきます。
本当に助けたいのか
まずは、
あなた自身が
「本当にお客さまを助けたいのか」
ということです。
もし、
川で人が溺れていたら、
助けると思います。
しかし、
目の前のお客さまを
助けたいかどうかと言うと、
「どっちでもいい」
と思っているかもしれません。
どっちでもいいと思っていると、
「お客さまに選ばせる」
ということになります。
このとき、
本当に目の前のお客さまを助けたいとしたら、
「なんとしてでも契約させなければならない」
ということです。
このまま、
あなたと契約をせず帰ったとしても、
いずれ、誰かの商品を買います。
お客さまは悩んでいるからです。
なので、
目の前に来たときに、
契約してあげなければ、
お客さまは、
他人の商品を買って不幸になるわけです。
もし、
あなたが、契約してあげなければ、
不幸になるとしたら
どうやってでも
契約してあげることが
お客さまを幸せにすることになります。
なので、
本来ならば、
お金がないとか
本気でない人が
体験セッションに間違ってきてしまった場合、
体験セッション中に、
リリースすることを考えなければなりません。
すべての説明が終わったあと、
「お金がない」
という場合には、
お客様に「やる」か「やらない」かの
選択権を与えてしまうからです。
商品を説明を終えて、
値段を提示したら、
なんとしてでも
契約してもらわなければ、
お客さまが不幸になることがわかっていると、
覚悟を持ってクロージングするはずです。
しかし、
稼げないコーチは、
そんな覚悟がないからこそ、
契約が取れないし、
稼ぐこともできないのです。
稼げない原因は、
すべてコーチ側にあります。
それは、
お客さまをしっかりと
幸せにできるかどうか、
助ける覚悟があるかどうかなのです。
助ける覚悟があれば、
言い訳はありません。
契約して
スタートラインに立たせなければ、
一生助けることができないのです。
そのことを理解しなければ、
生半可なテクニックで
クロージングをして、
「契約が取れない」
「稼げない」
ということになります。
それでは、
一生契約が取れません。
天国と地獄を理解させる
では、
クロージングの前に
どういう事をするかというと、
「天国と地獄を理解させること」
です。
どういうことかというと、
天国というのは、
「私がサポートしたら半年後、どうなっていますか?」
ということを語らせます。
地獄というのは、
「逆に、今まで通りに、1人で続けたらどうなりますか?」
ということも語らせます。
すると、
選択肢としては、
あなたにサポートしてもらう方が
ゴールに近づくことを理解するわけです。
「では、どっちを選びますか?」
と聞くと
「天国です」
といいますよね。
天国を選ぶということは、
あなたのサポートが必要だと
お客さまに言わせているということです。
ということは
契約したいということになるはずです。
ここで、
サポート内容が違ったり、
必要ないとしたら、
クロージングしても
「いらない」
と言われるので、
体験セッションを終わらせる必要があります。
ここから
いくら説得しても
売り込んでも
契約は決まらないからです。
なので、
天国と地獄のパートは
必ず、
商品説明の前にしなければなりません。
この部分をせずに
商品説明しても
ほとんどの場合、
契約してもらえません。
契約が取れないコーチは、
この部分をやらないので、
契約が取れないのです。
この天国と地獄のパートを
しっかりできるようになれば、
成約率が格段に上がります。
この部分はセールスの肝であり、
クロージングに移る前には
必ずやらなければならないことです。
これをしなければ、
あなたの商品を選んでくれることはありません。
ここをしっかり理解すれば、
いくらでも契約が取れるし、
人を助けることができます。
最後は、お金の問題だけ
天国を選んだ人にクロージングするわけですが、
この時点で、商品の内容は
あまり関係ありません。
あなたのサポートがなければ、
ゴールに行けないのがわかっているからです。
最後の障害としては、
「お金の問題」
だけです。
どうしても
お金がない
という問題だけは残るので
どうするかというと、
「歩み寄ってあげる」
ということです。
もちろん、
「それでお願いします」
という人は契約しましょう。
「お金がない」
という人に対しては、
「では、いくらだったら払えますか?」
と歩み寄ってあげてください。
「カードで半分だけでも払えませんか?」
と言ってあげると大抵の人は、
「それだったらできそうです」
と言ってくれます。
「では、半分だけ払ってもらって
残りは、後で支払ってください」
というと、
お客さまをスタートラインに立たせることができます。
そうすれば、
お客さまがゴールに到達すれば、
喜んで払ってくれるでしょう。
もし、
ゴールに到達しなくても
1人でやるよりは前に進んでいることは
わかっているので、
残りは分割でもいいので
支払ってもらえるようにしてください。
こうすることで、
30万円の商品単価だとしても
15万円は払ってもらえるようになります。
なので、
最初はがんばって、
2名からの契約が取れれば、
30万円の収入になり、
生活できるでしょう。
後は、
3ヶ月でも半年後でも
残りを支払ってもらえればいいわけです。
重要なのは、
あなたがお客さまを
スタートラインに立たせなければ、
何も始まらないということなのです。
お金の問題は、
必ず最後に出てきます。
「はいそうですか」
と払ってもらえるようになるのは
稼げるようになってからです。
どうしても
稼げないコーチのうちは、
お金の問題を少しずつ
クリアしていかなければ
稼げるようにはなりません。
お金を受け取る練習が必要なのです。
お金を受け取れるようになれば、
だんだん単価を上げていって
月収100万円まで
すぐにいけるでしょう。
月収30万円を100万円にするよりも
ゼロ円から10万円稼げるようになる方が
圧倒的に難しいのです。
多くの人が
ゼロイチと呼ばれる、
1円以上もらえるビジネスを作ることができません。
3ヶ月10万円の商品を売ることさえできれば、
30万円の商品を売ることは
とても簡単なのです。
そのためには、
クロージングがしっかりできなければ、
契約が決まるものも決まりません。
あなたが本当に稼ぎたいのであれば、
しっかりとセールスの手順を
しっかり学ばなければ、
稼げるのに稼げないようにしている可能性もあります。
あなたが稼げない理由は
お客さまに選ばせているからかもしれません。
そのことをしっかり理解して、
お客さまを助けてあげてくださいね。
いかがでしょうか?
クロージングでお客さまに選ばせていませんか?
お客さまに選ばせると
「いらない」
と言われる可能性が高いです。
いらないと言われなくても
「お金がない」
という
「いらない」と同じ意味合いのことを言われます。
お金がないと言わせないことが
クロージングでは重要です。
しかし、
お金がないと言われても
天国と地獄をしっかりやっていれば、
フォローはできます。
分割払いの提案や
カード払いの提案もできるわけです。
このことをしっかり理解して、
お客さまをスタートラインに立たせて
しっかり助けてあげてくださいね。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。