コーチングビジネスの組み立て方
コーチングビジネスの組み立て方
今日は、
コーチングビジネスの組み立て方
というテーマでお話します。
私のところに相談に来るコーチは
「コーチングでの稼ぎ方がわかりません」
という人が多いです。
セッションをすると、
基本的に、
「ビジネスがわかっていない」
という印象です。
コーチングとビジネスの区別がついていない人も
多いですね。
コーチングは習ったけれど、
ビジネスは習っていないので、
どうやったら
コーチングで稼げるのか
と迷走している人が
ほとんです。
ビジネスで稼ぐためには、
ビジネスを学ばなければ
稼げるようにはなりません。
私は、
稼げるコーチングの方法も
教えていますが、
ビジネスの稼ぎ方を重点的に
教えています。
そうしなければ、
コーチングビジネスで稼げるようには
なりません。
今日は、
そんな話をしていきます。
ビジネスとは何か
では、まず、
ビジネスとは何か
ということです。
ビジネスとは、
お金を増やすためにするものです。
お金が増えなければ
ビジネスではありません。
お金が増えるのであれば、
違法でない限り、
何をやってもいいです。
コーチングをビジネスとして
考えるためには、
「どうやったらお金が増えるのか」
を考える必要があります。
例えば、
セッション単価5000円だとしても
1件取れば、
確かに5000円もらうことで
お金は増えます。
しかし、
5000円をもらうために、
使ったお金も
考慮しなければなりません。
コーチングの資格を取るために
100万円を使ったなら、
100万円を使って、
5000円回収しただけです。
それでは、
お金は増えません。
なので、
100万円を使って
100万円以上お金を稼ぐことが
できなければ、
ビジネスではありません。
さらに、
理想を言えば、
生活費分も稼げるようになることです。
そうすれば、
プロコーチとして
やっていけるようになります。
ここまでくると
ビジネスをしていることになりますね。
そして、
ビジネスはもう一つ、
「長く続けること」
という考えがあります。
毎月生活費分を稼げればいいですが、
安定して毎月一定収入が
入ってくるとは限りません。
生活費が1ヶ月30万円だとしたら
年間360万円を稼ぐことができれば、
1年間はコーチングビジネスを
続けることができます。
なので、
年間の売上目標である
360万円をできるだけ早く達成し、
来年もコーチングビジネスを続けていけるように
していくことが必要です。
ビジネスは、
お金を増やすことと、
増えたお金を使って
長く続けていくことが
重要です。
1ヶ月の必要額を考える
なので、まずは、
1ヶ月の必要な額を考えること
から始めます。
1ヶ月の必要な額がわかれば、
その額が売上目標になるからです。
この売上目標を達成し続ければ、
コーチングビジネスが完成します。
逆に言うと、
1ヶ月の売上目標が
達成しなければ、
コーチングビジネスが成り立っていない
ということになるわけです。
このことを理解できるかどうかが
コーチングだけで終わるのか、
コーチングをビジネスにできるのか
の境目です。
もし、
先程のセッションフィーが5000円の場合、
会議室代やカフェ代、交通費が
5000円以内で収まるなら、
これだけを見ると、
コーチング1回分は
黒字です。
しかし、
何度も言うように、
それでは、
生活ができません。
生活ができないということは
ビジネスが成り立っていない
ということです。
ビジネスは
ざくっというと2段階あり、
まずは、
生活できるようになること、
そして、
利益を出して、豊かになること、
です。
ビジネスで生活できるようになるためには、
生活費分を毎月稼ぐ必要があります。
生活費分を稼げるようになり、
生活費を除いても
お金が残るようになれば、
「利益が出ている」
ということになります。
利益が出るようになれば、
生活を大きくするのではなく、
まずは、
「内部留保」
を作ることです。
内部留保というのは、
簡単にいえば、
「ビジネスの貯金」
です。
例えば、
30万円の生活費が必要なら、
3ヶ月分の90万円の
貯金があれば、
もし、3ヶ月売上がなくても
ビジネスは続けていけますよね。
私は
内部留保を最低3ヶ月分、
できれば、6ヶ月分は作ってください、
とクライアントにお願いしています。
この内部留保3ヶ月分ができ上がれば、
3ヶ月分が「資本金」になり、
会社を設立することができます。
このときの資本金は90万円です。
90万円の資本金があれば、
給料は3ヶ月分あります。
この3ヶ月分をショートしないように
会社を経営していくわけです。
今、コロナ禍で
多くの飲食店が苦しんでいます。
潰れていく飲食店もありますが、
なぜ潰れるかというと、
「資金がショートするから」
です。
コロナが流行る前でも
日本の中小企業の8割が
赤字と言われています。
しかし、
赤字でも
会社は潰れることはありません。
赤字でも
どこかから、お金を調達できれば、
会社は潰れないからです。
逆に
会社の中に
お金が1円もなくなれば、
例え黒字であっても、
会社は倒産してしまいます。
自分のお金も会社につぎ込み、
銀行からの融資も受け、
それでもお金がなくなれば
倒産してしまうわけです。
何が言いたいかというと、
内部留保が作れないビジネスは
ビジネスが成り立たなくなる
ということです。
コロナ禍で
多くの飲食店が
「やっていけません」
と言っています。
しかし、
こんなときのために
内部留保を作っておけば
半年、1年と
耐えることができるのです。
コロナ禍で廃業する
飲食店や企業は
内部留保が少なかった
ということになります。
いくら
経費が少ないコーチングビジネスでも
内部留保がないうちは、
同じようなことが起こるので、
1ヶ月の売上目標が達成できるようになれば、
できるだけはやく、
内部留保を作ることです。
内部留保が6ヶ月もあれば、
6ヶ月間、売上が無いということは
ありません。
その間に、
ビジネスを立て直せばいいわけです。
これができないと
ビジネスを長く続けることができない、
ということになります。
多くのコーチは、
稼げないと言いながら
集客やセールスに投資します。
しかし、
本当に回収できるのかというと
ほとんどのコーチが
回収できないでしょう。
なぜなら、
ビジネスの稼ぎ方を理解していないからです。
そんな目先の問題よりも
ビジネスの本質を理解しなければ
コーチングビジネスを組み立てることが
できないのです。
このことを理解して
コーチングビジネスを組み立ててくださいね。
いかがでしょうか?
コーチングビジネスの組み立て方を
少しは理解できたでしょうか?
まずは、
生活費を算定し、
目標の月収を決める。
目標月収を決めたら
まずは1ヶ月の売上を作る。
1ヶ月の売上ができれば
安定して売上を作れるようにする。
1年間の売上目標を達成し、
内部留保を作る。
内部留保ができれば、
会社を設立し、
より安定して稼げるようにする。
この順番で
ビジネスを作ることです。
多くの稼げないコーチは
毎月の売上目標を決めていません。
それでは、
稼げるようにならないのです。
このことを理解して、
まずは、1ヶ月の売上目標を
決めるところから始めてください。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。