お客さまは良い商品には興味がない
今日は、
「お客さまは良い商品には興味がない」
というテーマでお話します。
稼げないときは
「良い商品を作ったら売れる」
と思い込んでいます。
しかし、
良い商品を作ったからと言って
売上が伸びるかというと
ほとんどの場合、伸びません。
なぜかというと、
お客さまは
良い商品がほしいと思っているわけでは
ないからです。
もちろん、
悪い商品も探していませんが、
お客さまが探している商品は、
「悩みを解決できると想像できる商品」
もしくは
「理想の未来を手に入れると
イメージできる商品」
を探しています。
例えば、
パソコンを買うとしたら、
使わない機能や
よくわからない機能がついて
高いパソコンよりも
自分が使いこなせるパソコンを
探します。
高性能パソコンが
良い商品とは限らないからです。
コーチングも同じです。
いくらサポート内容が充実していても
悩みが解決できなかったり、
理想の未来が手に入るという
イメージができないのであれば、
契約してもらえることはないでしょう。
今日はそんな話です。
お客さまが欲しい商品に合わせる
では、
どうしたら、お客さまが欲しい商品に
なるのでしょうか?
答えは簡単です。
「お客さまが欲しい商品に合わせること」
です。
売れない商品は、
お客さまの欲しい商品にあっていないだけです。
あなたが良いと思っている商品と
お客さまがほしいと思ってる商品に
ずれがあるから、
売れないわけです。
売れないという結論が出ているのにもかかわらず、
集客やセールスでなんとか売ろうとしても
売れません。
私が売れない商品を
集客でやろうとしても
売れないでしょう。
それだけ難しいことをやろうします。
それが
ビジネスがうまくいかない理由です。
売れない商品を売ろうとするよりは、
売れない商品を売れるように
改善するほうが早く結果が出ます。
お客さまが買ってくれないとしたら、
「どうしたら買ってくれますか?」
と聞くことが大事です。
そのためには、
目の前の人に断られる行動を
してみなければなりません。
それが
クロージングです。
売れない商品を売るのは難しいことですが、
クロージングをしないことには
「なぜ買ってくれないのか?」
は、理解できないわけです。
多くの人は、
クロージングして断られたら
そこから説得したり、
もっと売り込んだりして
無理やり契約しようとします。
それでは、
どんどんお客さまが距離をとっていきます。
そうではなくて、
「どうやったら買ってくれますか?」
と、聞くことで、
「お客さまの欲しい商品」に
近づけることができます。
このお客さまが欲しい商品に近づけることが
必要です。
この行動をしない限り、
なかなかお客さまが欲しい商品には
近づかないでしょう。
ライバルの商品をリサーチしたところで
お客さまの欲しい商品ではないからです。
まずは、
お客さまが欲しい商品を
聞き出すことからはじめてください。
商品に興味はなく、結果に興味がある
実は、お客さまは
商品に興味はありません。
商品を買うことで、
悩みを解決し、理想の未来を手に入れることに
お金を払うわけです。
商品を買うというのは、
お客さまの理想の未来を手に入れる
手段にしか過ぎません。
この理想の未来がイメージできることが
とても重要なわけです。
なので、
体験セッションでは、
「お客さまの理想の未来」を
聞き出すことが必要です。
お客さまの理想の未来が
人それぞれで違うからです。
私のところに相談に来る人も
「コーチングで稼ぐ」と
理想の未来はありますが、
集客に困っている人
セールスに困っている人
安定してい稼げない人
1円も稼いだことのない人
成功法則を知りたい人
人それぞれ抱えている問題が違います。
そして、
人それぞれの理想の未来に行く方法は
違います。
なので、
私の商品は
マンツーマンでその人用に
作ったオンリーワンの
セッションプラグラムだからこそ
理想の未来にたどり着くのです。
人それぞれ、
理想の未来に行く方法が違うのに、
同じメニューでセッションしても、
一部の人はたどり着くことができても、
たどり着かない人もでてきます。
それでは、
お金を頂いても、意味がありません。
月収30万円でいい人もいれば、
月収300万円必要な人もいます。
同じメニューでゴールすることはできないのです。
塾やセミナーのゴールは
すべて同じになってしまいますが、
私が毎週セッションをしているのは、
ひとそれぞれ違うゴールだからこそ、
毎週、その人用に
セッションをしているわけです。
だからこそ、
すべてのクライアントが
結果を出すわけです。
私の商品もクライアントに合わせている
そういう理由から、
私の商品もクライアントに合わせています。
毎回毎回、クライアントに
「今はどんな感じですか?」
と確認しながら、
セッションを進めていきます。
そうしなければ、
この1週間で、
作業ができた人も、
できなかった人もいます。
また、
思考がどのように変化したのか、
変化するレベルも違います。
思考がもとに戻る人もいます。
なので、
今の状況を聞いて、
理想の未来に近づけていくことが
とても大事です。
私はクライアントのゴールに
連れて行くことができるように、
現状とゴールのギャップを埋めている
サポートをしています。
ゴールは成長とともに
変わります。
先週までのゴールが
もっと先に設定し直さないといけない人も
いるわけです。
なので、
ゴールは常に変化しています。
そのゴールが変わることを
しっかりと理解して、
現状と今のゴールのギャップを埋めることが
クライアントに合わせるということになります。
この作業をしていかないと、
ゴールがずれていくので、
なかなか理想の未来に近づきません。
なので、
クライアントとの
コミュニケーションが
とても重要になります。
売れる商品は体験セッションのやり方で決まる
ここまで話してきましたが、
なんとなく理解できる人は、
もうわかっていると思います。
売れる商品とは、
良い商品ではなく、
お客さまが理想の未来を手に入れられる
商品だということです。
そして、
未来を手に入れられる商品とは、
体験セッションでどれだけ
理想の未来を想像させられるか
ということになります。
つまり、
体験セッションでクロージングする前に、
お客さまの理想の未来を聞き出して、
理想の未来に行けるイメージを
お客さまにしてもらえるか、
ということです。
これさえできれば、
どんな商品内容であっても、
かなりの確率で
契約してもらえます。
売上が伸びないコーチは、
この作業をせずに、
クロージングでなんとかしようとします。
そうなると、
商品の説明ばかりになり、
なかなか興味を持ってくれません。
いかに、
あなたの商品を必要としている人を集めても、
理想の未来のイメージができなければ、
契約して貰える確率は低いでしょう。
そのためには、
体験セッションでいかに
お客さまが理想の未来をイメージできるか
という部分に集中できるかということです。
ここができなければ、
いくらクロージングを勉強しても
契約が決まることはありません。
お客さまがどんな理想の未来を想像しているのか、
そして、
どんなことをしてほしいのか
まで聞き出すことができれば、
ほとんどの場合、契約が決まります。
それをするための
体験セッションでなければなりません。
契約を取るための体験セッションと、
コーチングスクールで教えてくれる
体験セッションは違います。
コーチングスクールで
教えてくれる体験セッションは、
セッションで成果ができるかどうかの
体験セッションです。
このタイプの体験セッションは、
10回もこなせば
普通にできるはずです。
しかし、
成果が出る体験セッションをしてしまうと、
お客さまは問題を解決できたと
勘違いして、帰ってしまいます。
それでは、
お客さまは不幸になります。
なぜなら、
根本原因を解決できていないからです。
1回のセッションで
根本原因を解決できるような浅い悩みならば、
むしろ、高額なお金を払ってまで
解決したい悩みではありません。
しかし、
深い悩みでありながら、
1回で満足してしまうような
セッションならば、
1週間程度でもとに戻ってしまいます。
今まで長い人生を
歩んで生きたのに、
たった1回のセッションで解決できるのであれば、
そんな商品が高額で売れるはずがありません。
ましてや
稼いだことのないコーチがやったセッションなんて、
人生変えるほどのセッションなんてできないはずです。
なぜなら、
それがそれほど凄ければ、
もっとお金を出す人がいるはずだからです。
稼げない時点で、
そんなにすごいはずはありません。
だからといって、
いつまでもコーチングスクールで教えてくれるような
体験セッションを続けても
契約が取れません。
契約が取れるセッションは、
「問題を見つけるだけ」で
終わらなければならないからです。
問題を見つけるだけのセッションであり、
問題解決するのは、
契約してから、
でないと、全部解決してしまったら
契約するはずはありません。
体験セッションを重ねていくと
相手がみるみる変わるのが楽しくなり、
ついつい、
最後までセッションをやってしまいがちです。
しかし、
契約を取るための体験セッションでは、
コーチが問題を見つけるまでしか
やってはいけません。
私達がするべき体験セッションは
問題を見つけるまでの体験セッションをしなければ、
ならないのです。
所詮、無料で体験セッションをしているので、
体験セッションで解決したいと思っている人は、
いません。
解決したらラッキーと思っているぐらいです。
そんなひとに
調子に乗って最後までやってしまったら
いつまでたっても契約が取れません。
それではビジネスとしては
失格です。
本当にビジネスでするには、
問題点を見つけるための
体験セッションをしなければならないのです。
これが
契約が取れる体験セッションと
契約が取れない体験セッションの違いです。
契約が取れる体験セッションをしないと
契約が取れません。
契約が取れないということは
お客さまの人生を変えることができないと
いうことです。
お客さまの人生は、
お客さまが問題だと思っている限り
誰かの商品を買います。
あなたがもし、
無料で終わらせたとしても、
誰かの高額商品を買って
解決しようとします。
それが、
あなたなのか、
それとも他人なのか、
だけの話です。
それなら、
せっかくあなたの目の前に
きてくれているのだから、
あなたがしっかりとクロージングして、
あなたの商品で解決してあげるほうが、
いいと思いませんか?
あなたが親切だと思っていることが、
相手にとっては不幸になっているかもしれません。
あなたが解決できる問題なのに、
あなたがお金を受け取って
解決してあげればいいだけなのに、
あなたがいいと思っている気を聞かせることで
相手は、悩みを解決できないとしたら
相手は不幸になってしまいます。
あなたが問題を解決して、
相手を幸せにすることがあなたの役目です。
そのためには、
しっかりと相手から契約を頂いて、
解決してあげることです。
それは
決して悪いことではありません。
お客さまは、
良い商品を探しているわけではなく、
悩みを解決したり、
理想の未来を手に入れられる商品を探しているのです。
そのためには、
あなたがお客さまの問題を見つけてあげること、
そして、
その問題を解決し、
理想の未来に行けるイメージを
させてあげることです。
それができれば、
お客さまは、ほとんどの場合、
「お願いします」といいます。
これが
高額商品が売れる体験セッションの流れです。
しっかり理解して、
お客さまを助けてあげてくださいね。
いかがでしょうか?
稼げないコーチのほとんどが
良い商品を作ったら売れると思いこんでいます。
差別化や魅力的なコンセプトも必要ですが、
本当に必要なのは、
お客さまが
理想の未来を手に入れるイメージが
できるかどうかなのです。
このイメージができれば、
かなりの確率で契約してくれます。
1日も早く商品に興味があるのではなく、
「理想の未来をイメージさせることが重要だ」
ということに気がついてくださいね。
株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一
集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの稼ぎ方を教えています。稼げないコーチを稼げるコーチに育成しています。