なぜ、プロのコーチであるべきなのか——「いつまでにプロになる」と決めないと、副業コーチのまま終わる

なぜ、プロのコーチであるべきなのか——「いつまでにプロになる」と決めないと、副業コーチのまま終わる

なぜ、プロのコーチであるべきなのか。答えを先に書きます。お客様は、プロや専門家に頼みたいからです。コーチになりたての頃は、会社員などの本業の収入で生活しながらコーチングをする、いわゆる副業の形でも仕方がありません。ただ、「いつまでにプロになる」と決めなければ、「副業だから」が逃げ道になり、いつまで経っても副業のコーチのままです。前回のなぜ、SNSを頑張っても毎月の利益は安定しないのかで、10個の器の1つ目に置くのは、毎月計画的に利益が出る仕組みだ、と書きました。今回は、その仕組みを作る前提にある、覚悟の話です。仕組みは道具で、道具を使うのは人です。使う人が「いつまでにプロになる」と決めていなければ、道具は動きません。理由を書きます。

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先日、私はXにこう書きました——お客様は、プロや専門家に頼みたい

悩んでいる人が、看板のある専門家の扉を選んで向かっている図

先日、私はXとThreadsにこう書きました。なぜ、プロのコーチであるべきなのか。理由は簡単で、お客様はプロや専門家に頼みたいからだ。コーチなりたての頃は副業でも仕方がない。ただ、「いつまでにプロになる」と決めなければ、いつまで経っても副業コーチのままで、副業コーチだと「副業だから」と逃げ道を作ってしまう。プロ野球の世界に副業の野球選手はいない。お金をもらうからには、本気でお客様と向き合う覚悟が要る。この覚悟が足らないと、お金のない人ばかり寄ってくる。無料セッションを受けてもらえるけれど継続にならないのは、ほとんどの場合、覚悟が足らないからだ。お客様も本気だからコーチも本気でやる。それがコーチングビジネスの基本だ、と。

短い投稿ですが、言葉を定義しておかないと、読み違えが起きます。まず、プロの定義から書きます。

プロのコーチとは、コーチングでお客様からお金をいただき、その収入で生活を成り立たせ、お客様の結果に本気で責任を持つ人のことです。三つの要素が入っています。お金をいただくこと、それで生活が成り立つこと、結果に責任を持つこと。資格の有無や、セッションの上手さは、この定義に入っていません。資格があっても、それで生活が成り立っていなければ、お客様から見ればプロではありません。逆に、資格がなくても、コーチングの収入で生活し、お客様の結果に責任を持っているなら、それはプロです。

次に、副業のコーチの定義です。副業のコーチとは、会社員などの本業の収入で生活を守りながら、空いた時間でコーチングをしている状態のことです。ここは、はっきりさせておきたいのですが、人の話ではなく、状態の話です。副業の状態にいる人が駄目だ、という意味ではありません。私のところに個別相談に来る方の多くは、この状態から始めています。なりたての頃は、そこから始めるしかない、というのが実際のところです。問題は、副業という状態にあることではなく、その状態に期限がないことです。ここは、あとで詳しく書きます。

私は2019年に、なぜ、プロコーチとして稼げないのかという記事で、誰も素人には頼まない、と書きました。お客様側に立てば、できるだけ優秀なコーチにセッションを受けたいと思うのが当然で、優秀なコーチになるためには、有料でセッションをする必要がある、と。あれから7年経ちましたが、この構造は変わっていません。あなたが病気になったとき、医学を趣味で勉強している人と、医師と、どちらに診てもらいたいでしょうか。家を建てるとき、日曜大工が得意な人と、建築士と、どちらに頼むでしょうか。答えは決まっています。お客様は、自分の人生や事業を預ける相手に、プロを選びます。趣味で勉強している人が悪いのではなく、頼む側の立場に立てば、そうなる、というだけです。

コーチングも同じです。お客様は、自分の悩みや、自分のビジネスや、自分の人生の一部を、コーチに預けます。預ける相手が、本業の合間に空いた時間でやっている人なのか、それで生活を成り立たせているプロなのか。お客様は、口には出さなくても、ここを見ています。だから、プロのコーチであるべきなのです。理由は、あなたのためというより、お客様が頼みたい相手がプロだから、です。

なぜ、「いつまでに」を決めないと副業コーチのまま終わるのか——「副業だから」という逃げ道の構造

ゴールへ続く本道の脇に、元の位置へ戻る逃げ道の輪がある分かれ道の図

投稿で私が「逃げ道」と書いたのは、副業の状態そのものではありません。期限のない副業の状態が、逃げ道になる、という構造の話です。順番に書きます。

副業でコーチングをしていると、生活は本業の収入で守られています。今月、契約が一件も取れなくても、生活は困りません。困らないので、集客もセールスも、後回しにできます。後回しにしても、来月も生活は困りません。すると、「今月は本業が忙しかったから」「副業だから、これくらいでいい」と、自分に言えるようになります。これが逃げ道です。誰かに言い訳をしているのではなく、自分に言い訳ができてしまう、という構造です。本人に悪気はありません。困っていないのだから、急ぐ理由が見つからないのです。

私は、プロ野球の話を投稿に書きました。プロ野球の世界に、副業の野球選手はいません。なぜかというと、お金を払って球場に来る人がいるからです。お金を払って見に来る人がいる以上、選手は本業として野球をやります。会社員をしながら、週末だけ試合に出る、という選手は、お金を払って見に来る人の前には立ちません。コーチングも同じです。お金をもらうからには、本気でお客様と向き合う覚悟が要ります。副業だから本気でなくていい、ということは、お客様の側からは、ありえません。お客様は、あなたが副業かどうかとは関係なく、自分の人生を本気で預けに来ています。

ここで、期限の話になります。副業の状態から始めるのは仕方がない。ただ、「いつまでにプロになる」と決めなければ、逃げ道は、いつまでも開いたままです。期限を決めると、何が変わるか。困らない状態に、締め切りが入ります。来月も困らない、というのは同じでも、期限までに間に合わないと困る、という別の困り方が生まれます。この困り方が、集客とセールスを後回しにしない理由になります。逆に、期限がなければ、後回しにする理由は、毎月いくらでも見つかります。副業のコーチのまま終わるのは、能力がないからでも、努力が足りないからでもなく、期限がないので、後回しが何年も続くからです。

私のセッションで、原則の形で書きます。受講生の予定表に、ビジネス以外の予定が入りやすくなっているときは、本気度が下がっている前兆だ、と私は見ています。ビジネスが優先順位の一番上にあるときは、別の予定が入ろうとしても、よけられます。よけずに入るということは、その予定のほうが上回っている、ということです。これは、他人を判定するための話ではなく、自分で確かめるための目安です。ここ数か月、コーチングの予定が、他の予定に押されて動いていないか。押されているなら、期限が決まっていないか、決めた期限が薄れているかの、どちらかです。

私は、受講生に、こう聞くことがあります。人助けをしたくてコーチングを学んだのではないですか。だったら、なぜ、それを本業でしないのですか、と。責めているのではありません。この問いに答えようとすると、「いつまでに」が出てくるからです。本業でしたいなら、いつからか。いつからかを決めるには、それまでに何が要るか。何が要るかが分かれば、今月やることが決まります。「副業だから」で止まっていた思考が、「いつまでに」で動き出します。

覚悟が足らないと、お金のない人ばかり寄ってくる——覚悟は、集まる人を決めるフィルター

覚悟のフィルターを通って本気の人だけが残る漏斗の図

投稿の中で、いちばん読み違えられやすいのが、「この覚悟が足らないと、お金のない人ばかり寄ってくる」という一文です。ここは、読み違えると、お金のない人を見下しているように聞こえます。そうではないので、構造を説明します。

覚悟は、集まる人を決めるフィルターです。コーチの側が「本気でお客様と向き合う」と決めていると、価格、募集の文章、セッションの進め方、課題の出し方、そのすべてに、その覚悟が表れます。すると、その覚悟に見合う人だけが残り、見合わない人は、自分から離れていきます。逆に、コーチの側が「副業だから、このくらいで」と決めていると、それも同じように、価格と文章と進め方に表れます。すると、「このくらいで」に見合う人が集まります。お金を払ってでも人生を変えたい、という覚悟を決めていない人が、集まりやすくなるのです。相手が悪いのではありません。こちらの覚悟が、集まる人を決めている、という対応関係です。

私は、有料の商品を案内するとき、価格を先に伝えています。100万円を超える金額です。これは、売るために先に出しているのではありません。その金額を払ってでも理想の未来を手に入れたい、と決めている人だけが残るように、先に書いています。金額を見て登録をやめる人は、それでいいのです。その人にとって、いま優先することは別にある、というだけです。フィルターは、人を選別するためではなく、お互いに時間を無駄にしないためにあります。

次に、無料セッションの話です。無料セッションを受けてもらえるのに、継続にならない。この相談は、個別相談800人超、セッション6,000時間超の記録の中で、繰り返し出てきます。原因は、ほとんどの場合、相手の側ではなく、こちらの覚悟にあります。私のセッションでの見立てを、原則の形で書きます。無料や数千円でセッションをしていると、コーチの側に「この金額だから、この程度でいいだろう」が、どこかに出ます。本人は気づいていなくても、セッションの中で見え隠れします。無料なら、もっとそうです。結果が出なくても仕方がない、と、コーチも思い、クライアントも思います。お金を払っていないから、課題をやらなくてもいい、と、クライアントの側も思うのです。両側で本気になりにくい構造が、無料セッションにはあります。だから、継続にならないのです。無料セッションが悪いのではなく、無料セッションの中で、プロとして本気で向き合っている姿が見えなければ、お客様はその先を頼まない、ということです。

反対に、本気の人だけが残るようになると、何が起きるか。私のセッションで、原則の形で書きます。あるクライアントは、価格と募集の文章を、覚悟のある人だけが残る形に変えてから、来る人が変わりました。本当に困っていて、本気で変えたい人が来るようになった。すると、相手が本気なので、こちらの態度も変わり、結果も出やすくなった、と言っていました。本当に困っている人のほうが、真面目にやるので、結果が出やすいのです。結果が出るので、こちらもやりがいがある。この循環は、才能ではなく、フィルターの性質です。

もう一度書きます。「お金のない人ばかり寄ってくる」は、お金のない人が悪い、という意味ではありません。こちらが覚悟を決めていないと、覚悟を決めていない人が集まる、という対応関係の話です。集まる人を変えたいなら、相手を変えるのではなく、こちらの覚悟を先に決める。それだけです。

副業コーチのままの状態と、プロになると決めたコーチの違い——期限・時間・価格・集まる人

本業の書類に押しやられた机と、カレンダーと砂時計を立てて時間を確保した机の対比図

ここまでの話を、表にしておきます。人ではなく、状態の比較です。左の列に当てはまる項目があっても、それは「あなたが駄目だ」という意味ではなく、「期限がまだ決まっていない」という意味です。右の列は、すでに本業になっているコーチの列ではありません。まだ副業の状態にいても、「いつまでにプロになる」と決めた瞬間から、右の列に入ります。

見るところ 期限のない副業コーチの状態 「いつまでにプロになる」と決めたコーチの状態
期限 ない。「そのうち」「軌道に乗ったら」 日付がある。その日までに何が要るかが逆算されている
時間の使い方 本業の残り時間。予定が入れば、コーチングが押しやられる 週に決めた時間を先に確保する。他の予定は、その外に入れる
価格 無料か数千円。「副業だから、このくらいで」 生活費から逆算した価格。「この金額で、本気で向き合う」
集まる人 覚悟を決めていない人が集まりやすい お金を払ってでも変えたい、と決めた人が残る
お客様の本気度 無料だから、課題をやらなくてもいい、となりやすい 払っているから、やる。言われたことをやると決めて来る
セッションの中身 「この程度でいいだろう」が、どこかに出る 結果に責任を持つので、準備も課題も本気になる
結果が出ないとき 「副業だから仕方ない」で終わる。来月も同じ 期限までの残りを見て、何を直すかを決める
本業化 何年経っても、副業のまま 期限までに準備が整えば移る。整わなければ期限を延ばして続ける

この表の右の列に入るために、いま本業を辞める必要はありません。右の列の条件は、辞めていることではなく、「いつまでにプロになる」と決めていることです。決めた瞬間から、時間の使い方も、価格も、集まる人も、変わり始めます。逆に、左の列は、コーチング歴が長くても左です。5年やっていても、期限がなければ左の列です。左右を分けているのは、年数でも、スキルでも、資格でもなく、期限の有無です。

「いつまでにプロになる」を決める——本業化までの順番と、期間の目安

日付・生活費・価格・仕組み・契約の順に節目が並ぶ本業化までのロードマップの図

では、どう決めるか。なぜ、ゴールを決めた人から結果が出るのかで、行けるといいな、では行けない、行くと決めた人から結果が出る、と書きました。「いつまでにプロになる」は、その「決める」を、期限つきで自分の職業に当てはめたものです。決めるの話の本体は、あの記事に任せます。ここでは、順番と、期間の目安だけを書きます。

まず、期間の目安です。人によって違うので、一律の数字は出しません。ただ、私のセッションでの見立てとして、一つの目安を書いておきます。副業が認められている会社にいるなら、今日から始めて、6か月以内に、コーチングでお金をいただける準備を整える。半年で最初のお客様が取れていれば、そこから本業に移る計画を立てればいい。半年で無理なら、そこから兼業のまま、さらに1年かけて、生活が成り立つところまで持っていってから移ればいい。これが、私が受講生に伝えている一つの目安です。半年で辞めろ、という話ではありません。半年で、お金をいただける状態にする、という話です。期限は、延ばしてかまいません。ただし、「いつまで」を消してはいけません。延ばすときも、新しい日付を置きます。日付のない延長は、逃げ道に戻ります。

次に、順番です。私の講座で受講生にお願いしている順番を、原則の形で書きます。

  1. いつまでにプロになるかを、日付で決める。「来年中」ではなく、年月日まで書きます。カレンダーに書いて、毎日見える場所に置きます。この日付が、以後のすべての判断の基準になります
  2. 生活費の額を書く。プロの最低ラインは、この額です。月に30万円なら30万円。この額を、コーチングの収入だけで超えた月が続いたときが、本業に移れる状態です。額を書かないと、「そろそろかな」が何年も続きます
  3. 価格を決める。生活費の額を、月にいくつの契約で超えるかを逆算します。30万円の商品を月に1つなのか、10万円を月に3つなのか。無料や数千円では、この計算が成り立ちません。計算が成り立つ価格が、あなたの価格です
  4. 有料でセッションをする。私は2019年に、プロコーチとしてお金をいただくことで、お金を受け取らないのは覚悟が足りないからだ、と書きました。ビジネスをすると決めたら、集客もセールスも価値の提供もお金を受け取ることも、すべてやります。お金だけ受け取らない、ということはできません。金額の大小より、有料でやると決めることが、覚悟の最初の形です
  5. 仕組みの4つの部分を作る。入口、教育、商品と価格、セールスの型。中身は前回の記事に書いたとおりです。期限と価格が決まっていれば、4つのどれから作るかも決まります
  6. 毎月、期限までの残りと、数字を見る。残り何か月で、いま月にいくらか。差が埋まっていないなら、どこを直すかを決めます。「副業だから仕方ない」ではなく、「期限まで残り4か月なので、来月は個別相談を5件入れる」という形に変わります

この順番で大事なのは、1と2が先で、5が後だということです。仕組みを先に作ろうとする人が多いのですが、期限と生活費の額が決まっていないと、仕組みのどこをどれくらい作ればいいかが決まりません。前回、仕組みを1つ目の器に置く、と書きました。それは、10個の器の中での順番です。器を埋め始める前に、「いつまでに、いくら」を決める。これが、器の前にある覚悟です。

もう一つ、決めた期限までに間に合わなかったらどうするか、を書いておきます。間に合わなかったら、新しい日付を置いて、続けます。期限を決めることの目的は、期限を守ることではなく、後回しを止めることです。間に合わなかった月に、何が足りなかったかが分かっていれば、期限は機能しています。分からないまま「そのうち」に戻るのが、機能していない状態です。

お客様も本気だから、コーチも本気でやる——コーチングビジネスの基本

向かい合う二人の本気が、机の上で一つの炎になっている図

投稿の最後に、私はこう書きました。お客様も本気だからコーチも本気でやる。コーチングビジネスの基本です、と。ここが、この記事のまとめになります。

私の講座では、入ると決めて来た人は、言われたことをやると決めて来ています。だから、素直で、結果も早い。決めてきた時点で、覚悟が決まっているのです。これは、お客様の側の話です。では、コーチの側はどうか。お客様が、お金を払い、時間を作り、言われたことをやると決めて来ているのに、コーチの側が「副業だから、このくらいで」では、釣り合いません。お客様が本気で来ている以上、コーチも本気で向き合う。これは、道徳の話ではなく、ビジネスの釣り合いの話です。釣り合っていないと、お客様は続けません。

本気になると、もう一つ、変わることがあります。やることが1本に決まります。私のセッションで、原則の形で書きます。「いろいろやってみたい」「可能性がたくさんある」と言っているうちは、まだ本気になっていません。本気になると、ルートは1本に決まります。決まるから、時間をそこに集中できます。副業の状態で、あれもこれもと手を広げているのは、期限がないから手を広げていられる、ということでもあります。期限を決めると、間に合わせるために、1本に絞らざるをえなくなります。絞るから、間に合います。

まとめます。なぜ、プロのコーチであるべきなのか。お客様は、プロや専門家に頼みたいからです。プロのコーチとは、コーチングでお客様からお金をいただき、その収入で生活を成り立たせ、お客様の結果に本気で責任を持つ人のことです。なりたての頃は、本業の収入で生活しながら始める副業の形でも仕方がありません。ただ、「いつまでにプロになる」と決めなければ、「副業だから」が逃げ道になり、後回しが何年も続きます。覚悟は、集まる人を決めるフィルターです。こちらが覚悟を決めていないと、覚悟を決めていない人が集まり、無料セッションは継続になりません。だから、期限を日付で決め、生活費の額を書き、価格を決め、有料でやり、仕組みを作り、毎月、期限までの残りを見る。この順番です。もしいま、コーチングを始めて何年か経っていて、まだ「そのうち本業に」と思っているなら、今日、日付を1つ書いてみてください。その日付が、副業コーチの状態と、プロになると決めたコーチの状態を分ける線です。

よくある質問

副業のままでも、お客様に本気で向き合うことはできるのではないですか。

できます。この記事は、副業の状態にいる人が本気でない、という話ではありません。期限のない副業の状態が、逃げ道になりやすい、という構造の話です。副業の状態にいながら、「いつまでにプロになる」と決めて、時間を先に確保し、有料でやり、お客様の結果に責任を持っているなら、それは表の右の列です。お客様から見て大事なのは、あなたが会社員かどうかではなく、自分の人生を預けたときに、本気で向き合ってもらえるかどうかです。ただ、本気で向き合い続けるためには、時間と収入の裏づけが要ります。その裏づけを作るのが、本業化です。だから、期限を決めておくのです。

会社を辞めるのが怖いです。いつ辞めればいいですか。

怖くて当然です。だから、「いつ辞めるか」ではなく、「いつまでに、コーチングの収入が生活費を超える状態にするか」を先に決めてください。辞める日は、その状態ができてから決めればいいことです。私が受講生に伝えている一つの目安は、今日から始めて、6か月以内にお金をいただける準備を整える、半年で最初のお客様が取れていれば本業に移る計画を立てる、無理ならそこから兼業のまま1年かけて、生活が成り立つところまで持っていく、というものです。順番を逆にして、先に辞めてから稼ごうとすると、生活の不安が焦りになって、セッションにも募集の文章にも出ます。辞める日は、収入のあとです。

無料セッションは、やめたほうがいいのですか。

無料セッションそのものが悪いのではありません。無料セッションの中で、プロとして本気で向き合っている姿が見えなければ、お客様はその先を頼まない、というのが問題です。やめる必要はありませんが、位置づけを変えてください。無料セッションは、練習の場ではなく、有料の本命商品につながる入口です。入口なら、その先に、生活費から逆算した価格の商品があるはずです。その商品がない状態で無料セッションを繰り返すと、無料の側に「この程度でいいだろう」が出て、継続になりません。先に価格と商品を決めてから、無料セッションを入口として使う。この順番です。

「お金のない人ばかり寄ってくる」というのは、お金のない人を見下しているように聞こえます。

そう聞こえたなら、書き方が足りませんでした。見下してはいません。この一文は、相手の話ではなく、こちらの覚悟の話です。コーチの側が「副業だから、このくらいで」と決めていると、価格と募集の文章と進め方に、それが表れ、「お金を払ってでも人生を変えたい」と決めていない人が集まりやすくなる、という対応関係を指しています。集まる人を変えたいなら、相手を選ぶのではなく、こちらの覚悟を先に決める。それだけです。お金がいまない人が、いつまでもそうだ、という話でもありません。私自身、稼げていなかった時期に、覚悟を決めて高額の塾にお金を払った経験があります。そのときの覚悟が、いまにつながっています。

期限を決めても、期限までに間に合わなかったらどうすればいいですか。

新しい日付を置いて、続けてください。期限を決める目的は、期限を守ることではなく、後回しを止めることです。間に合わなかった月に、残り何か月で、月にいくらで、何が足りなかったかが分かっていれば、期限は機能しています。それが分からないまま「そのうち」に戻るのが、機能していない状態です。延ばすときの条件は一つだけで、必ず新しい日付を置くことです。日付のない延長は、逃げ道に戻ります。日付を置き直しながら続けた人は、遅くなっても、たどり着きます。日付を消した人は、何年経っても同じ場所にいます。

この記事の内容を、あなたのビジネスに当てはめて実践したい方へ。メールで課題を出し、私が直接添削する無料講座をやっています。読むだけの講座ではないので、本気の方だけどうぞ。
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この記事を書いた人

株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一

集客やセールスが苦手な稼げないコーチの方向けに、コーチングビジネスの基本を教えています。起業家を育成しています。

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