コーチングの継続契約は何人まで受けられる?本業と両立できる募集人数の決め方

コーチングの継続契約は何人まで受けられる?本業と両立できる募集人数の決め方

継続コーチングのお客様を増やしたい。でも、本業がある中で何人まで受けてよいか分からない。今月は予定が空いているので、申込みがあればできるだけ受けようと考えていませんか。

募集人数を決めるときは、今月の空き時間だけでなく、契約が続く期間の予定を見ます。毎月一人を迎える場合でも、半年の継続商品なら、途中で終わる人がいないと六か月目には六人を同時に支援することになるからです。

まず、月ごとに使える時間を出し、すでに約束した支援を入れ、新しい契約が終わる月まで無理なく提供できるか確かめます。そのうえで募集人数と開始日を決める。今回は、この順番を具体的な数字で説明します。

目次

「毎月一人」と「同時に一人」は違う

月ごとに一人ずつ増え、六か月目に六人が並ぶ図

「毎月一人と契約できれば十分」と考えると、小さな目標に見えるかもしれません。しかし、継続商品では前の月のお客様への支援が残っています。

例えば、半年間の支援を毎月一人ずつ開始する仮の計画なら、一か月目は一人、二か月目は二人、三か月目は三人です。六か月目には、最初の月から始めた人も、六か月目に始めた人も支援期間中にいます。

全員が予定どおり六か月で終了し、更新や延長がなければ、七か月目は一人が終了して一人が入り、同時に支援する人数は六人のままです。更新する人がいれば、別に枠を考える必要があります。

これは契約数の予測ではなく、計画の読み方を示す例です。毎月必ず契約が取れるという意味ではありません。ただ、目標が実現したときに提供できない計画では、集客がうまくいった後に困ってしまいます。

見たい数字を分けてください。今月新しく契約する人数と、今月実際に支援する人数は別です。売上の目標を見るときにも、後者を一緒に確認することが必要です。

最初に、契約期間を見渡せる予定表を作る

月を横に並べ、契約の帯を開始から終了まで引く予定表の図

特別な管理システムがなくても、紙や普段使っている表で始められます。横に月を並べ、縦にお客様ごとの支援予定を書きます。共有する資料では、実名を使わず管理用の記号にしておくとよいでしょう。

記入するのは、支援の開始月、終了予定月、各月の対応時間です。まだ契約していない方は確定のお客様と分け、「新規一人を迎えた場合」という仮の行を置きます。

半年商品を来月始めるなら、少なくともその終了月まで見ます。年末の繁忙期や家族の予定がある月は、普段と同じ時間を確保できるとは限りません。

今月に余裕があることと、契約期間全体に余裕があることは違います。最も忙しくなりそうな月を見つけ、その月にも約束を守れるかを確認してください。

また、面談の残り回数と終了予定がずれているお客様がいるなら、予定表にも反映します。予定上は終わったことにして新しい方を受けると、後から振替の面談が重なることがあります。

コーチングに使える時間を、すべて面談枠にしない

使える時間を面談・発信と準備・余白に分ける輪の図

本業と生活の予定を入れた後に、事業へ使える時間を考えます。夜や休日の空欄をすべて使うのではなく、休む時間も残したうえで、継続して確保できる時間を出してください。

そこから、ブログやメールを書く時間、相談前の説明、日程調整など、特定のお客様への支援以外に必要な時間を分けます。お客様が増えても、次の募集の準備がなくなるわけではありません。

さらに、予定変更や確認事項に対応する余白を置きます。どのくらい必要かは仕事の状況によって違いますが、最初から一分も余らない予定を標準にしないことです。

例えば、事業に月二十四時間使えるとして、発信や運営に六時間、予備に四時間を分けるなら、個別支援へ使う計画上の時間は十四時間です。数字は仮のものであり、推奨の配分ではありません。

この十四時間も、すべてセッションに使えるわけではありません。お客様ごとの準備、記録、課題の確認、連絡を含めて配分します。面談時間だけで人数を割り出さないようにしてください。

通常の月と、開始・終了の月を分けて見積もる

開始の月・通常の月・終了の月で作業が違う図

一人への対応時間は、毎月同じとは限りません。開始時には事前回答の確認や進め方の説明があり、終了時には全体の振り返りがあるなど、支援の段階によって作業が変わります。

まず、通常の月に行うことを書きます。面談、準備と記録、連絡や課題への対応。それぞれ何分かかるかを見積もり、提供を始めたら実際の時間へ置き換えます。

次に、最初の月だけに必要なこと、最後の月だけに必要なことを追加します。契約開始の説明や終了時の資料を毎回一から作っているなら、その時間も忘れないでください。

忙しさを正確に知るための記録なので、早くできた回だけを基準にする必要はありません。対応が増えた回は、何に時間がかかったかも残すと、次の見積もりに使えます。

相談量が多いことを、すぐ相手の問題と考えないことも大切です。説明不足で確認が往復しているのか、商品に含めた支援が想定より重いのか。時間の内訳は、提供方法を見直す材料にもなります。

仮の例:三か月商品を毎月一人募集するとどうなるか

毎月一人ずつ迎えると三か月目に上限へ届く棒グラフの図

ここでは、支援に使える時間が月十四時間で、三か月の商品を提供する仮の例を考えます。開始月は一人六時間、二か月目と三か月目は一人四時間かかるとします。すべて面談以外の対応も含んだ時間です。

毎月一人ずつ新しく始めた場合は、次のようになります。説明のため、月初に開始し、延長や更新はないものとします。

月 支援中の人数 必要な時間の内訳 合計
一か月目 一人 新規一人に六時間 六時間
二か月目 二人 新規六時間+継続四時間 十時間
三か月目 三人 新規六時間+継続二人に八時間 十四時間
四か月目 三人 一人終了、新規六時間+継続二人に八時間 十四時間

一か月目だけなら、まだ八時間余っているように見えます。しかし毎月一人ずつ迎える計画では、三か月目に支援用の十四時間を使うことになります。

もし一か月目にもう一人追加すると、その月は十二時間で収まります。ところが、二か月目にも一人、三か月目にも一人を迎えると、三か月目には新規六時間と継続三人分の十二時間で、十八時間が必要になります。

今月受けられるからと人数を増やすと、後の月の計画も変わるのです。追加で受けるなら、次の募集を減らす、開始時期を相談するなど、期間全体で調整する必要があります。

この計算から「三人が正解」とは言えません。実際の支援時間や使える時間が違えば人数も変わります。大切なのは、今月の空きだけでなく、追加した一人が先の月へどう影響するかを見ることです。

月の合計が収まっても、同じ土曜日に重なることがある

月全体は空いていても土曜日だけに面談が重なる図

月十四時間以内だから大丈夫、と決める前に、曜日と時間帯も確認します。月全体では空いていても、お客様と都合が合うのが同じ土曜日だけなら、その時間帯が先に埋まります。

面談の予定と、自分だけで行える準備や記録は分けて置いてください。準備を平日にできても、面談を行う共通の時間がなければ、計画どおりには提供できません。

振替が必要になったときの候補も考えます。通常の面談枠をすべて埋めた後に、振替はいつでも対応すると約束すると、別の予定を削らなければならなくなります。

募集時点で、利用できる曜日や時間帯を伝え、申込み前に合うかを確かめます。契約した後に「その時間は対応できません」と分かる事態を減らすためです。

時間の総量と、互いに会える時間帯。この二つを満たす範囲で、実際の募集枠を決めてください。

上限に近づいたら、何を変えるか

上限の近くで立ち止まり、募集の停止や開始日をずらす選択肢を見る図

対応が増えたとき、最初に削るものを睡眠や休みにしないことです。まず、新しい募集を一時的に止める、開始日を分ける、提供に不要な作業を減らすという選択肢を検討します。

同じ説明を毎回書いているなら、共通の案内を整える余地があります。ただし、個別の課題に返答すると約束している部分まで、一律の文章へ置き換えてよいわけではありません。

商品そのものを見直す場合も、お客様の目的に必要な関わりを残します。自分の都合だけで面談を減らすのではなく、今後募集する商品の内容と、すでに交わした約束を分けて考えてください。

予約待ちを案内するなら、開始できる見込みを伝え、待つかどうかは相手に選んでもらいます。いつ始められるか分からないまま、申込みだけを集める必要はありません。

「あと一人なら」と引き受ける前に、その一人を予定表へ入れてみる。そこで無理が見えたなら、募集の調整は消極的な行動ではなく、約束した支援を続けるための判断です。

希望する売上と、提供できる人数が合わないとき

提供できる人数と希望する売上の天秤が傾き、商品を見直す図

人数を計算すると、この形では目標の売上に届かないと分かることもあります。それを、すぐに集客不足や自分の努力不足と決めないでください。

例えば、支援できる人数には上限があるのに、低い価格のまま件数だけを増やして目標を追うと、時間が先に足りなくなる可能性があります。集客を増やす前に、商品と提供体制を見直す理由になります。

ただし、必要な売上を人数で割った金額を、そのまま売れる価格と考えることはできません。お客様が必要としている支援か、内容と条件が伝わるか、その価格で選ばれるかは、別に確かめる必要があります。

価格を上げればお客様が真剣になる、支援時間を短くすれば収益化できる、と決めつけないことです。対象、価値、提供方法、価格、募集数を合わせて考えます。

本業の収入があるからこそ、無理に件数を詰める前に、続けられる形を検討できます。目標を下げるか、商品を変えるか、育てる期間を長く見るか。どこを変えるかを数字と実際の反応から考えてください。

まとめ:次の一人は、終了する月まで予定に入れる

新しい一人を終了する月まで予定表に入れる図

副業コーチの募集人数は、空いている面談枠だけでは決まりません。支援以外の作業と余白を分け、お客様ごとの対応時間を見積もり、継続契約が重なる月を確認して決めます。

今日することは、現在のお客様と、新しく迎えたい一人を、契約終了までの予定表に置くことです。最も時間がかかる月と、面談が集中する曜日を確認してみてください。

私は、売れる仕組みと同時に、売れた後も提供できる仕組みが必要だと考えています。募集人数を決めることは、その二つをつなぐ作業です。

よくある質問

まだお客様がいない段階でも、人数を決める必要がありますか?

最初は仮の上限で構いません。予定している支援を準備から記録まで試し、使える時間と照らし合わせます。実際に提供した後で時間を記録し、次の募集前に見直してください。最初の見積もりを固定する必要はありません。

月によって本業の忙しさが違う場合はどうしますか?

毎月同じ募集数にする必要はありません。繁忙期は使える時間を少なく見積もり、その月まで続く契約も含めて確認します。募集を休む月や開始日をあらかじめ設ける方法もあります。忙しくなってから既存の対応を減らす前提にはしないことです。

継続を希望されたら、新規募集より優先した方がよいですか?

自動的に決めず、続ける目的、必要な支援、期間と空き枠を確認します。更新分も予定へ入れたうえで、新規募集の人数を調整します。相手が自分で進められるなら終了も選択肢です。人数を埋めるために継続を勧める必要はありません。

この記事の内容を、あなたのビジネスに当てはめて実践したい方へ。メールで課題を出し、私が直接添削する無料講座をやっています。読むだけの講座ではないので、本気の方だけどうぞ。
→ コーチングを本気で仕事にするメルマガ講座(各回メールコンサル付き)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一

本業を続けながらコーチングを仕事にしたい方に、商品づくりと販売の道筋を支援しています。個別相談800人超・セッション6,000時間超。

目次