なぜ、今の状態が「人生で一番いい状態」なのか。人生の分かれ道で、自分が「いい」と思ったものを選び続けてきた結果だからです。それでも思った通りになっていないなら、選ぶときの理由に癖があります。とくに「お金がないから」で選んだ瞬間に、その癖は出ます。癖に気づいて、自分が欲しい理想の未来を持っている人の選び方に合わせていくことです。
この記事では、今の状態がなぜ選び続けた結果なのか、思った通りになっていないときに癖がどこにあるのか、「お金がないから」で選ぶと何が変わるのか、癖に気づくための手順、そして誰の選び方に合わせればいいのかを、順番に書きます。
先日、私はXにこう書きました——今の状態が「人生で一番いい状態」である理由

先日、私はXに、次の文章を書きました。そのまま載せます。
現時点が人生で一番いい状態だということを理解していますか?
人生の選択において、自分がいいと思ったものを選び続けた結果だからです。
もし、人生の選択でAとBどちらかを選ばなければならないとき、ほとんどの場合、自分がいいと思ったものを選びます。
こっちは間違っているだろうという方をあえて選ぶ人はあまりいません。
その結果、現時点があるのだから、必ず選択肢として一番いいものを選び続けた結果です。
しかし、中には、現時点で思った通りになっていない場合もあります。
それはなぜかというと、選んだ結果が間違っていたということです。
自分が正しいと思っていたものを選び続けているにもかかわらず、結果が思った通りになっていないとしたら、選択肢が間違っていた証拠です。
ただし、自分の思考の癖で正しい方を選んでいるにもかかわらず、結果が逆に出ることもあります。
多くの人がお金に関しては思い通りにいっていないと思います。
もし、何か商品を買うときに、AとBどちらかを選ぶ必要があったとしましょう。
Aはいい商品だけど高いな。Bはあまり気に入っていないけれど、お金がないからBを選ぶ場合もあるでしょう。
このときに商品を選んだ理由は、商品の良し悪しではなく、お金がないからという理由でBを選んでいます。
これが人生において結果がうまくいっていない証拠です。
お金があれば、きっとAを選んでいたり、同じ値段ならいいと思ったらAを選ぶはずです。
しかし、お金の都合でBを選んだ。
これが結果的に思い通りの人生になっていないということになります。
この場合は、お金がないという現実を引き起こしている結果、起こる結果です。
だから、成功している人は「思考は現実化する」というわけです。
今回は、お金がないと思っているので、物事がお金がない方向に進んでしまったため、結果が思い通りにならなかったということになります。
もし、このときに「お金がない」ではなく「お金がある」と思えていたら、ひょっとしたらAを選んでいて、ハッピーエンドだったかもしれません。
このように、ちょっとしたことで、自分の思考の癖が後々の結果に影響しているのです。
ということは、物事を良い結果にしたければ、悪い思考の癖をなおせば結果が早く出ることに気がつくと思います。
この思考の癖を、成功している人や自分が欲しい理想の未来を持っている人の思考に合わせることで、現実化することがあります。
これが、普通の人は思考ではなく、スキルやノウハウを手に入れてなんとかしようとするのでうまくいかないだけなのです。
このことを理解して、成功している人の思考を手に入れて、人生をいい方向に変えていきましょう。
今が一番いい、と言われて、すぐにうなずける人は少ないと思います。それでも私がこう書いたのは、今の状態を責めるためではありません。今の状態は、分かれ道に来るたびに自分で選んできたものの積み重ねです。そうだとすると、思った通りになっていないときに見直す場所も、選び方のほうにある。そのことを、一緒に確かめたかったのです。
この記事の中心になる言葉を、先に定義しておきます。
思考の癖とは、迷ったときに、いつも同じ理由で同じ方を選んでしまう判断の型のことです。
ポイントは、「いつも同じ理由で」というところです。一度だけなら、たまたまかもしれません。けれど、迷うたびに同じ理由が出てきて、同じ方に決めているなら、それはもう、その人の型になっています。型になっていると、本人はそれを「選んでいる」とは感じません。当たり前のこととして、自然にそちらを選んでいます。だから、気づきにくいのです。
投稿の中で、その理由の代表として書いたのが、「お金がないから」です。お金の都合で選ぶこと自体は、誰にでもある自然なことです。ただ、それが迷うたびに出てくる理由になっていると、選ぶものが少しずつ変わり、その積み重ねが今の状態を作っていきます。思考がいきなり結果を変えるのではありません。思考が選ぶものを変え、選んだものが結果を作る。この記事では、真ん中にある選択を飛ばさずに書いていきます。
今の状態は、自分が「いい」と思って選び続けた結果

投稿の2行目に、私は理由をこう書きました。「人生の選択において、自分がいいと思ったものを選び続けた結果だからです」。
AとBのどちらかを選ばなければならないとき、ほとんどの人は、その時点で自分がいいと思う方を選びます。投稿にも、「こっちは間違っているだろうという方をあえて選ぶ人はあまりいません」と書きました。わざわざ悪い方を選ぶ人はいません。誰でも、そのときの自分なりに考えて、いい方を選んでいます。
将棋の盤面を思い浮かべてください。今の盤面は、一手ずつ指してきた手の積み重ねです。そして、どの一手も、指したときには、それがいいと思って指しています。わざと悪い手を指す人はいません。だから、今の盤面は、その時その時の自分が指せる、いちばんいい手を指し続けた結果です。人生の今の状態も、これと同じです。
私が「現時点が人生で一番いい状態」と書いたのは、この意味です。今より良くなる余地がない、という意味ではありません。今の状態は、これまでの自分が、そのとき一番いいと思うものを選び続けてたどり着いた場所だ、ということです。言い換えると、これまでの選び方のままなら、ここが一番いい場所になる、ということでもあります。
これは誰かを責める話ではありません。正しいと思って選んできたのは、自然なことです。私自身も、ずっとそうしてきました。ただ、選んできたのが自分である以上、選び方を変えれば、これから先の状態も変えていけます。
このことは、以前から書いてきました。2018年に書いた努力しても成功できない理由という記事で、私はこう書いています。「ピンチになると、選択は2つです。乗り越えるか、それとも立ち止まるか、です。」
その記事では、多くの人が立ち止まり、前に進まなくなる、とも書きました。ここで見てほしいのは、立ち止まることも、一つの選択だということです。立ち止まった人も、そのときは、それがいいと思って選んでいます。何も選んでいないつもりでも、立ち止まる方を選んでいる。分かれ道に来たとき、何も選ばずに済むことはないのです。
個別相談800人超、セッション6,000時間超を重ねてきた今も、この見方は変わっていません。今の状態は、分かれ道で選んできたものの積み重ねです。だから、今の状態を変えたいなら、これから来る分かれ道で、何を理由に選ぶのかを見直すところから始めます。
思った通りになっていないなら、選び方のどこかに癖がある

投稿では、続けてこう書きました。「しかし、中には、現時点で思った通りになっていない場合もあります」。
そして、その理由を「選んだ結果が間違っていたということです」と書き、さらに、「自分が正しいと思っていたものを選び続けているにもかかわらず、結果が思った通りになっていないとしたら」、それは「選択肢が間違っていた」のだと書きました。
ここで言う「間違っていた」は、選んだ人が悪かった、という意味ではありません。そのとき自分がいいと思う方を選んだのは、自然なことです。間違っていたのは人ではなく、選んだ中身のほうです。そして、正しいと思って選んだのに中身が違っていたのなら、見直すところは、何を基準に「正しい」と判断したのか、です。
投稿には、もう一つ書きました。「ただし、自分の思考の癖で正しい方を選んでいるにもかかわらず、結果が逆に出ることもあります」。
本人は、正しい方を選んでいるつもりです。けれど、その「正しい」の判断に、癖が混ざっている。本人には普通の判断に見えるので、選ぶたびに少しずつずれて、そのずれが積み重なると、結果が逆の方に出ることがあるのです。
この「正しいと思っているのに、ずれている」場所は、自分では見つけにくいものです。なぜ、正しいことをやり続けているのにうまくいかないのか——ゴールは掛け算、一つでも0があれば0点になる(記事029)では、ビジネスのゴールは掛け算で、一つでも0があれば結果は0になり、その0は、自分が正しいと思っている場所に隠れている、と書きました。正しいと思っている場所は、誰も疑わないからです。思考の癖も同じで、自分が当たり前だと思っている判断の中に隠れています。
また、なぜ、我流がうまくいかないのか——答えは、自分が選んでいないところにある(記事040)では、自分ができることと、自分がいいと思うことの中からだけ選んでいると、答えが、その外に残ったままになる、という話を書きました。あの記事は、選ぶ範囲の話でした。この記事で書きたいのは、選ぶときの理由の話です。同じ2つの選択肢を前にしても、何を理由に決めるかで、選ぶものは変わります。
選ぶ理由の中でも、自分では気づきにくいのが、お金の理由です。投稿でも、「多くの人がお金に関しては思い通りにいっていないと思います」と書いて、お金の話に進みました。
「お金がないから」で選んだ瞬間に、思考の癖が出る

投稿では、商品を買うときの例を書きました。AとBのどちらかを選ぶとき、「Aはいい商品だけど高いな。Bはあまり気に入っていないけれど、お金がないからBを選ぶ場合もあるでしょう」。
こういう場面は、誰にでもあります。お金の都合で選ぶのは、暮らしを守るための、ごく自然な判断です。Bを選んだ人が悪いわけではありませんし、責められることでもありません。
ただ、投稿で見てほしかったのは、その次の一文です。「商品の良し悪しではなく、お金がないからという理由でBを選んでいます」。
ここで起きていることを、順番に分けてみます。まず、AとBを比べて、Aの方がいいと分かっています。自分の中では、Aがいい、という判断はできているのです。ところが、決める段になって、「お金がないから」という理由が前に出てきて、Bに決まる。選んだ理由が、商品の良し悪しから、お金の都合に入れ替わったのです。
この入れ替わりが一度きりなら、大きなことにはなりません。けれど、迷うたびに「お金がないから」が出てきて、そのたびにBを選んでいるなら、それは思考の癖です。そして、癖で選んだBが積み重なると、今の状態の中身も、Bで出来上がっていきます。投稿の言葉で言えば、「しかし、お金の都合でBを選んだ」。この一回一回が、後の結果につながっていきます。
ここは、順番をはっきりさせておきます。「お金がない」と思っただけで、お金がなくなるわけではありません。「お金がないから」という理由で選ぶと、選ぶものが変わります。選ぶものが変われば、手に入るものが変わります。手に入るものが変われば、その先の状態が変わります。思考が直接、結果を作るのではなく、思考が選択を変え、選択が結果を作るのです。
この選び方は、商品を買うときだけに出るものではありません。コーチングを仕事にしようとしている人なら、次のような場面でも出てきます。
| 選ぶ場面 | 「お金がないから」の選び方 | 理想の未来を持っている人の選び方 |
|---|---|---|
| 学ぶもの | 安い方、近い方を選ぶ | 自分の未来に必要な方を選ぶ |
| 自分の商品の値段 | 買ってもらえそうな安い値段にする | お客様が手に入れる未来に合う値段にする |
| 時間の使い方 | 今すぐお金になることに使う | 未来につながることに使う |
1行目は、学ぶものを選ぶときです。「お金がないから」が理由になると、学ぶものは、値段の安さや、通いやすさで決まります。それが自分の行きたい未来に必要なものかどうかは、後回しになります。理想の未来を持っている人は、まず、その未来に必要かどうかで選びます。値段は、その次に考えます。
2行目は、自分の商品の値段を決めるときです。自分が「お金がないから」で選んでいると、お客様も同じように選ぶはずだ、と考えます。だから、買ってもらえそうな安い値段をつけたくなります。なぜ、大金を受け取れないのか——受け取る器と払う器は、同じ大きさ(記事034)で書いたとおり、お金は、受け取る器と払う器が同じ大きさです。払うときに「高いな」と感じる金額は、受け取るときにも「こんなにもらっていいのかな」と感じる金額です。買う側に立ったときに出ている癖は、売る側に立ったときにも、同じ形で出てきます。
3行目は、時間の使い方です。お金がないと感じているときほど、今すぐお金になることに時間を使いたくなります。それも自然なことです。ただ、それだけで毎日が埋まると、未来につながることに使う時間が残りません。
どの行も、左の選び方が悪いわけではありません。違うのは、選ぶときの理由です。理由が違えば、選ぶものが違い、選んだものが積み重なって、行き着く場所が違ってきます。
覚悟とは、お金を使う約束まで含めた「自分との約束」(記事028)では、覚悟とは、何があってもやり遂げると自分と交わした約束のことで、その中にはお金を使うことも含まれる、と書きました。ここで書いているのは、お金をたくさん使いなさい、という話ではありません。お金を使うか使わないかを決めるときに、理由が「お金がないから」だけになっていないかを、確かめてほしいのです。
思考の癖は、気づけば変えられる

投稿では、こう書きました。「ちょっとしたことで、自分の思考の癖が後々の結果に影響しているのです」。
一回一回の選択は、ちょっとしたことです。けれど、同じ理由で同じ方を選ぶことを、何十回、何百回と続けると、その差は、後から大きな違いになって表れます。
そして、こうも書きました。「悪い思考の癖をなおせば結果が早く出ることに気がつくと思います」。
ここは、言い過ぎないように書いておきます。癖をなおせば、すぐに結果が出る、という約束ではありません。癖に気づくと、迷ったときに選ぶものが変わります。選ぶものが変わると、結果の出る場所が変わります。これまで「お金がないから」で後回しにしてきたことに手がつくので、前に進むきっかけが生まれます。投稿で「早く出る」と書いたのは、この意味です。
癖は型なので、気づかないうちは変えられません。けれど、気づけば変えられます。気づくには、自分が何を理由に選んでいるのかを、目に見える形にすることです。次の3つの手順でやってみてください。
- 最近「お金がないから」で決めたことを書き出す
- お金の都合がなかったら、どちらを選んだかを書く
- 次に同じ場面が来たら、「お金がないから」以外の理由を一つ足して選ぶ
1つ目は、思い出せる範囲で構いません。買わなかったもの、申し込まなかったもの、断ったもの、安い方にしたもの。書き出してみると、同じ理由が何度も出てくることに気づくと思います。それが、思考の癖が出ている合図です。
2つ目は、お金の都合を一度外して考えることです。お金のことを考えなくていいとしたら、自分はどちらを選んでいたか。ここで出てくる答えが、自分が本当は「いい」と思っていた方です。投稿の言葉で言えば、「お金があれば、きっとAを選んでいたり」の、そのAです。
3つ目が、選び方を変える一歩です。「お金がないから」という理由を、なかったことにするのではありません。暮らしを守るために、その理由はこれからも大事です。そこに、もう一つ理由を足します。「この選択は、自分の欲しい未来に近づくか」。理由が2つになると、同じ場面でも、選ぶものが変わることがあります。変わらなかったとしても、自分が何を理由に選んだのかが分かっていれば、それは癖ではなく、自分で決めた選択になります。
3つ目の手順で手が止まりそうになったら、そこは、今の自分の居心地のいい範囲の端なのかもしれません。なぜ、ブレイクスルーが起きないのか——自分が考えた方法では、コンフォートゾーンから出られない(記事033)では、お金を使うのをためらうのは、守りたいものがあるからで、人としてとても自然な反応だと書きました。そのうえで、その「損をするかもしれない」という場所こそが、コンフォートゾーンの境目だ、とも書いています。「お金がないから」という理由が出てくる場面は、その境目に立っている場面と重なります。
スキルやノウハウより、先に選び方を合わせる

投稿の後半では、癖をどう変えていくかを書きました。投稿の言葉をそのまま使えば、思考の癖を「自分が欲しい理想の未来を持っている人の思考に合わせる」ことです。
合わせる相手は、自分が欲しい理想の未来を、すでに持っている人です。その人は、自分が今いる分かれ道を、すでに通ってきています。そして、そこで何を理由に、どちらを選んできたのかを、自分の経験として知っています。その選び方に合わせると、自分の癖とは違う理由で、選べるようになります。
投稿には、こうも書きました。「普通の人は思考ではなく、スキルやノウハウを手に入れてなんとかしようとするのでうまくいかないだけなのです」。
スキルやノウハウは、大事です。ただ、それを手に入れるときにも、選び方の癖は出ます。どのスキルを学ぶか、どのノウハウを手に入れるかを、「お金がないから」で選んでいれば、手に入るものも、その理由に沿ったものになります。新しいスキルを足しても、選ぶ理由が同じなら、選ぶものの傾向は変わりません。だから、スキルやノウハウより先に、選び方を合わせるのです。
選び方を合わせるには、先に、自分が欲しい理想の未来を決めておく必要があります。行き先が決まっていないと、誰に合わせればいいのかも決まりません。なぜ、ゴールを決めた人から結果が出るのか——「行けるといいな」では行けない理由(記事015)では、ゴールを決めるとは、行けなかった場合を選択肢から外し、行くこと以外を自分に許可しない状態を作ることだ、と書きました。ゴールが決まると、迷ったときの理由に、「それはゴールに近づくか」が入ってきます。「お金がないから」の隣に、もう一つの理由が置かれるのです。
そのうえで、誰に合わせるかです。なぜ、何を学ぶかより「誰から学ぶか」なのか(記事014)では、メンターとは、あなたが目指している未来をすでに手に入れていて、その道のりを自分の経験として語れる人のことだ、と書きました。合わせる相手も、これと同じです。知識をたくさん持っている人ではなく、自分が欲しい未来を、すでに手に入れている人です。
理想の未来を持っている人の思考に合わせるときは、次の3つを見てください。
- その人が迷ったとき、何を理由に選んでいるか
- 自分なら「お金がないから」で止まる場面で、その人は何を選ぶか
- その選び方を、自分の次の一回で試せるか
1つ目は、選んだものより、選んだ理由を見ることです。合わせたいのは、選んだものではなく、理由のほうです。
2つ目は、自分の癖が出る場面に絞って見ることです。自分が「お金がないから」で止まりやすい場面で、その人がどう考えて、何を選ぶのか。そこを見れば、自分の癖と、その人の選び方の違いがはっきりします。
3つ目は、試せる大きさにすることです。いきなり全部を変えなくて構いません。次に同じ場面が来たときの一回だけ、その人の理由で選んでみる。一回試すと、自分の中に、もう一つの選び方ができます。それを繰り返すうちに、迷ったときに出てくる理由が、少しずつ入れ替わっていきます。
投稿の最後に、私は「人生をいい方向に変えていきましょう」と書きました。向きを変えるのは、大きな決断一つではなく、次の分かれ道での一つの選択です。
よくある質問
本当にお金がないときは、どう選べばいいのですか。
お金の都合を無視してください、とは言いません。暮らしを守ることは大事です。無理をしてまで高い方を選ぶ必要もありません。そのうえで、「お金がないから」だけで決めずに、「自分の欲しい未来に近づくのはどちらか」という理由を一つ足して考えてください。今は選ばない、と決めることもできます。その場合も、「お金がないから」ではなく、「今はこの順番でいく」と、自分で理由を決めて選ぶ。それだけで、次の分かれ道での選び方が変わってきます。
今の状態が一番いい状態だと言われても、納得できません。
そう感じるのは自然なことです。ここで言う「一番いい」は、今が理想の状態だ、という意味ではありません。これまでの自分が、そのとき一番いいと思うものを選び続けて、たどり着いた場所だ、という意味です。納得できないと感じるなら、それは、これまでの選び方を見直したい、という合図です。今の状態を責める必要はありません。次の選び方を変えればいいのです。
思考の癖は、自分で見つけられるのでしょうか。
手がかりは、自分でもつかめます。この記事の3つの手順のように、最近「お金がないから」で決めたことを書き出してみてください。ただ、癖は、本人にとっては当たり前の判断なので、全部を自分で見つけるのは難しいものです。自分が欲しい理想の未来を持っている人に、自分の選び方を見てもらうと、自分では気づかなかった理由が見えてきます。
「お金がある」と思い込めば、お金が入ってくるのですか。
そういう話ではありません。思い込むだけで、お金が入ってくるわけではありません。この記事で書いているのは、選び方の話です。「お金がないから」という理由だけで選ぶのをやめると、選ぶものが変わります。選ぶものが変わると、手に入るものが変わり、その積み重ねで結果が変わっていきます。思考が変えるのは、まず選択です。結果は、その選択の先にあります。
思考の癖とは、迷ったときに、いつも同じ理由で同じ方を選んでしまう判断の型のことです。今の状態は、人生の分かれ道で、自分が「いい」と思うものを選び続けた結果です。それでも思った通りになっていないなら、選ぶときの理由に癖があります。とくに「お金がないから」で選んだ瞬間に、その癖は出ます。お金の都合で選ぶのは自然なことですが、それが迷うたびの理由になると、選ぶものが変わり、その積み重ねが今の状態を作ります。癖は、気づけば変えられます。自分が欲しい理想の未来を持っている人の選び方に合わせて、次の一回を選んでみてください。私の考え方の全体像は、マインドコーチとしてのコーチングの考え方にまとめています。
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