コーチのブログをSNSで紹介するには?記事を丸写しせず投稿へつなぐ方法

コーチのブログをSNSで紹介するには?記事を丸写しせず投稿へつなぐ方法

ブログを書いた後、SNSにも投稿しようとして、また一から文章を考えていませんか。「記事を更新しました」とリンクだけを載せると中身が伝わらない気がする。でも、本文を全部貼ると長くなり、何を紹介したかったのか分からなくなる。本業と両立して発信していると、記事の後にも作業が続いてしまいます。

ブログをSNSで紹介するときは、その記事が答える問いから、投稿で扱う場面を一つ選びます。投稿の中でも一つの答えを伝え、記事にはどんな説明や例があるかを示して案内する方法があります。

大切なのは、文章を短く切ることだけではありません。投稿を読む人が、自分に関係する話か、記事へ進むと何が分かるかを判断できることです。続きへ誘導するために、投稿の答えを意図的に隠す必要はありません。

今回は、本業を続けながらコーチングを仕事として育てる方へ、ブログの内容を紹介投稿に使う考え方をお伝えします。特定のSNSの機能や表示の仕組みではなく、記事と投稿の役割を分ける編集の話です。

目次

最初に、元の記事が誰の何に答えるかを確かめる

元の記事が答える問いを確かめる図

紹介文を書き始める前に、元の記事の中心を一文にします。誰が、どんな場面で困り、この記事では何を考えられるのか。この三つを確かめてください。

たとえば、コーチングの料金について書いた記事でも、金額を決める記事と、料金を伝える前の準備を扱う記事では違います。後者を「料金設定の正解が分かります」と紹介すると、記事を開いた人の期待とずれます。

同じように、面談の終わり方を扱う記事を、コーチングのすべてが分かる話として紹介する必要はありません。記事の中で説明できている範囲を、そのまま出発点にします。

この一文が書けないなら、紹介の技術より先に記事の主題を確認します。話題が複数入っている場合は、その中から今回紹介する問いを一つ選べます。

ただし、一部分だけを選ぶ場合も、その箇所が記事全体の考え方と合っていることが前提です。注意点を外すと違う意味になる段落を、単独の結論として使わないでください。

一つの記事を、全部説明しようとしない

記事から入口の場面を選ぶ図

紹介投稿には、記事の目次をすべて並べなくても構いません。本文では順を追って説明していても、最初に読む人へ伝えたい入口は、一つの場面から作れます。

「コーチングの仕事を整える方法」より、「面談で約束した資料を、送ったつもりで下書きに残していたら」という場面の方が、扱うことは具体的です。これは紹介の考え方を示す例で、特定の投稿の成果を示すものではありません。

場面を選んだら、その場面への答えを短く伝えます。送り忘れの話なら、まず送付の状態を確認し、事実と対応を知らせるという考え方を伝えられます。

その後、記事でさらに確認できる内容を示します。お詫びの仮例、相手への影響の確かめ方、約束を管理する見直しなど、実際に本文へ書いてあるものを挙げます。

この順番なら、投稿だけでも考える材料があり、詳しく読みたい人は記事へ進めます。「答えはブログで」と言うだけの投稿とは、役割が変わります。

本文の短縮ではなく、読む前の問いから組み直す

場面から答えと補足へ組み直す図

記事の冒頭をそのまま抜き出すだけでは、投稿の意図が伝わりにくい場合があります。冒頭に背景説明が長くある記事なら、抜粋した部分に答えが出てこないかもしれません。

紹介投稿では、場面、答え、記事で読める補足、案内という順で組み直す方法があります。これは固定の型ではありませんが、何を入れるかを選ぶ基準になります。

最初の場面は、読者の内面を決めつけるより、実際に起こり得る作業や迷いで表します。「覚悟が足りない人へ」より、「料金を伝える文章で手が止まったとき」の方が、何の話かを示せます。

答えには、元の記事の主張を使います。ただし、強く見せるために「必ず」「これだけで」と付け足さないことです。本文が確認方法を説明しているなら、投稿も確認方法として紹介します。

最後の案内では、移動先が記事なのか、講座の紹介ページなのかを区別します。「詳しい説明」と書きながら、いきなり登録フォームへ進むような食い違いを作らないようにしましょう。

仮の例:料金説明の記事を紹介投稿へ変える

料金説明の記事を紹介文に変える仮の例の図

ここからは、紹介文の組み立て方を示す仮の例です。実際に公開した投稿や、アクセス・登録が増えた実績ではありません。

元の記事は、「料金を伝える前に、支援の目的、含む内容と含まない内容、利用条件、総額を整理する」という内容だとします。

「料金の記事を書きました。ぜひ読んでください」だけでは、何に役立つかが分かりません。反対に、記事の全見出しを並べると、紹介したい場面が埋もれる場合があります。

たとえば、次のように書けます。

「コーチングの料金を伝えるとき、『高いと思うのですが』と先に謝りたくなることはありませんか。

話す練習の前に、その料金で何を提供するかを一枚にしてみる方法があります。支援の目的、含む内容、含まない内容、利用条件と総額を書いてみてください。書けない箇所があるなら、自信の問題だけでなく、商品の未決定が残っているかもしれません。

ブログでは、説明する前に整理したいことと、質問を受けたときの確認方法をまとめています。料金の相場や、必ず売れる言い方を示す記事ではありません。ご自身の説明を見直したい方は、記事をご覧ください」

この文面を使うなら、対応する記事のリンクを添えます。元の記事にない例文や機能を「掲載しています」と追加しないことです。

ここでの目的は、大きく見せることではなく、内容を正しく紹介することです。実際には自分の記事へ合わせ、場面や補足を選び直してください。

条件や限界は、短くするために消さない

短くしても条件や前提を残す図

ブログには「この仮の条件なら」「必ずそうなるわけではありません」と書いてあるのに、紹介投稿では結論だけが強く残ることがあります。

たとえば、一か月完結の商品を前提にした料金試算を、継続商品にも使える万能な計算として紹介すると、前提が変わってしまいます。数字を使うなら、何の例で、どこまでの話かを残す必要があります。

また、本人の体験と仮の説明例を混ぜないでください。元の記事が仮例なのに、「この方法でお客様が変わりました」と紹介すれば、実績を作ることになります。

短い投稿にすべての注記を入れられないなら、紹介する題材を変える方法もあります。数字や専門的な判断ではなく、記事で示した確認の問いを一つ紹介するなど、単独でも意味が通る部分を選びます。

読者を責める表現も、目立たせるために付け加えないことです。本文では複数の可能性を扱っているのに、「これができないから売れない」と一つに決めないようにします。

複数の投稿に使うなら、問いの役割を分ける

紹介ごとに取り上げる問いを分ける図

一つの記事から複数の紹介を作る場合は、同じ文章の単語だけを入れ替えるより、取り上げる問いを変えられるかを考えます。

たとえば、先ほどの料金説明の記事なら、一つ目は料金を言いにくい場面、別の紹介は「何が含まれますか」と質問された場面にできます。どちらも本文に答えがあることが前提です。

ただし、一つの記事から何本も作ること自体を目標にしないでください。同じ結論しかないのに別の話へ広げると、元の記事に答えのない紹介が増えてしまいます。

投稿ごとに、場面と答え、参照する本文の箇所を書いてみると、違いを確認できます。同じ箇所を使っていても、読み手の問いが本当に違うかを見ます。

紹介の時期や回数も、自分が更新・確認できる範囲で考えます。ここで示しているのは、同じ記事を使う編集の選択肢であり、毎日何回も投稿すべきという提案ではありません。

記事とメール講座の案内を、一つの投稿へ詰め込みすぎない

記事と講座の案内を詰め込まない図

ブログを紹介する投稿なのに、最後に記事、無料講座、個別セッション、別の動画などを全部並べると、どこへ進めばよいか分かりにくくなります。

今回何を案内する投稿かを決めます。記事を紹介するなら、まずその記事で何が分かるかを示します。記事の中で講座を案内しているなら、その流れが今の内容と合っているかも確認してください。

講座を直接案内する投稿なら、講座で何を受けられるかと、登録後の進み方を説明する必要があります。ブログ紹介と同じ文面のまま、リンク先だけ登録ページへ変えないことです。

すべての人が同じ順番で読むとは限りません。そのため、投稿、記事、講座の案内は、それぞれを初めて見る人にも何の情報か分かる形にします。

一度の投稿ですべてを説明するより、今回の役割を決めて、必要な案内を選ぶことが大切です。

本業と両立するなら、記事の完成時に材料を残す

記事の完成時に紹介の材料を残す図

紹介投稿を作るたびに記事を読み直して最初から考えていると、公開後の作業が重くなります。記事を書き終えたときに、紹介に使う材料を短く残す方法があります。

残すのは、記事の一つの問い、答えの要点、紹介に使える場面、外してはいけない前提です。投稿全文を何種類も完成させる必要はありません。

たとえば、「問い=料金の説明前に何を整理するか」「答え=目的・範囲・条件・総額」「前提=金額の決め方や成果保証ではない」と書いておけば、後で紹介文を組みやすくなります。

ただし、材料が残っていても、公開前には元の記事と移動先を確認します。以前の募集や古い提供条件が残った記事を、現在の案内のように再紹介しないようにしてください。

文章を別の人や道具に作ってもらう場合も、記事、対象、扱わない範囲を伝え、仕上がりを確認します。顧客の私的な相談原文や職場の内部情報を、紹介文の材料として渡す必要はありません。

反応を見るときも、投稿と移動先を分けて考える

投稿の反応と移動先を分けて見る図

投稿への反応があっても、記事が読まれたとは限りません。記事が読まれても、メール講座へ登録するかは別の判断です。それぞれを同じ成果として扱わないことです。

たとえば、投稿に質問が来たなら、その人がどこを知りたかったかが分かります。記事と違う内容を期待する質問が続くなら、紹介の表現が広すぎなかったかを確認できます。

一方、反応が少ないことだけで、記事自体が不要だと結論づけないでください。見られた機会、紹介した場面、対象との関係など、まだ分からないことがあります。

紹介文を変えたら、変えた箇所と理由を残します。場面を具体化したのか、記事にない約束を外したのか。件数の変化だけで効果を断定せず、内容の食い違いが減ったかも確認します。

まとめ:記事の要約より、読む理由を正確に伝える

記事を読む理由を正確に伝える図

ブログをSNSで紹介するときは、元の記事が答える問いを確認し、投稿で扱う場面を一つ選びます。一つの答えを伝え、記事で読める補足を示して案内します。条件や仮例の区別は、短くするために消さないことです。

私は、紹介投稿の役割を、記事を大きく見せることより、必要な人が読むかどうかを判断できるようにすることだと考えます。

まずは一つの記事について、「どんな場面の人へ、一つ何を伝えられるか」を書いてみてください。本文を丸写しする以外の、紹介の入口になります。

よくある質問

記事の全文をSNSへ載せてはいけませんか?

必ず避けるべきという話ではありません。今回の目的が記事の紹介なのか、その場で全文を読んでもらうことなのかを決めます。紹介が目的なら、読む場面と記事で分かることを選んで伝える方法があります。

一つの記事を何度も紹介してよいですか?

内容が現在も正しく、紹介する問いがあるなら検討できます。ただし、別の記事のように見せたり、毎回違う成果を約束したりしないことです。紹介する前に、リンク先の条件と説明も確認しましょう。

投稿の末尾は、必ずメルマガ登録へ案内しますか?

必ず同じ案内にする必要はありません。記事を紹介する投稿なら、記事へ進む意味を伝えます。講座を直接案内する場合は、その内容と登録先が分かる説明に変えます。読む人に求める次の行動を混ぜすぎないことです。

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この記事を書いた人

株式会社マインドコーチ 代表取締役 安達慎一

本業を続けながらコーチングを仕事にしたい方に、商品づくりと販売の道筋を支援しています。個別相談800人超・セッション6,000時間超。

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