なぜ、高額商品を買うと「損した」と言うのか。お金を払ったけれど、取り戻せなかったからです。取り戻せないのは、その商品を使ってどうやって回収するのかを、買う前に決めていなかったからです。そして、決めてから始めても、どこかで間違えます。うまくいくのは、間違えたところを直しながら、やめずに続けた人です。
この記事では、「損した」という気持ちの正体、どうやって回収するつもりだったのかという回収の設計、方法を教わってもどこかで間違える理由、ビジネスに結果の約束はないということ、そして続けるか、やめるかの決め方を、順番に書きます。
先日、私はXにこう書きました——高額商品を買って「損した」と言う理由

先日、私はXに、次の文章を書きました。そのまま載せます。
なぜ、高額商品を買うと損したというのか。
理由は簡単で、お金を払ったけど取り戻せなかったから、損した感情になっているだけ。
あなたも、まずいお寿司に当たることはないですか?
お寿司でなくても、美味しいと思った食べ物が、意外とハズレだった経験があると思います。
これと同じで、お金を取り戻せないのは、自分に受け取る器がなかったか、それとも商品を見抜く力がなかったか、このどちらかです。
いずれにしても、使ったお金は取り戻すことができません。
もし、高額商品を得した、損したといった損得勘定で判断するなら、ビジネスをやるべきではありません。
なぜなら、必ず回収できるとは限らないからです。
逆に考えればわかりますが、どうやって回収しようと思っていたのか、ということです。
ビジネスの設計ができていないから回収できないだけで、ビジネスの設計ができていて、正しくやれば、ほとんどの場合、回収できます。
例えば、50万円の商品を買ったら、50万円で売れば、1つ売るだけで回収できます。
しかし、多くの人は、自分の商品を50万円で売ることはできないし、50万円で買ってくれる人を集めることもできません。
これができないと、いくら高い商品を買っても回収できないわけです。
その方法を教えてもらいたいと思って商品を買ったかもしれませんが、方法を教えてもらっても、正しく実行する器がないとできません。
1つの商品を買って、じゃあ、ライティングのスキルも、動画編集のスキルも、AIの使い方も、SNSの使い方も、お金の受け取り方も、全て教えてもらっても、普通はここまではできません。
だから、うまくいかないのです。
自分は教えてもらったらできると思っているかもしれませんが、まずどこかで間違えます。
この間違えたところを直せないと、正しくできません。
この間違いを直せないから、うまくいかないだけです。
ビジネスというのは、正直、10人に9人が損します。
ここで、誰でも稼げるみたいなうまい言葉に引っかかるので、損をします。
ビジネスというのは、正直、博打と変わりません。
10人に9人が損をするんだから、ほとんどの人が失敗します。
しかし、この失敗の中から、何を変えていけばいいのかを学び、やめなかった人だけがうまくいきます。
このカラクリを知らずに、1つの商品を買ったから百発百中でうまくいくかというと、よほどの天才でない限り無理だと思います。
投資したお金で損をするとわかっていたら、きっと、美味しいものを食べたり、好きなことに使ったりする方が、よっぽど幸せです。
失敗して、いくらかかっても、必ずビジネスを成功させたいという覚悟がある人だけが、うまくいく世界です。
このことをしっかり理解して、損をすると思うなら、やめときなさい。
その方が、きっと幸せですよ。
少し強い言葉も入っていますが、言いたいことは一つです。高額商品を買って取り戻せるかどうかは、買う前に、どうやって回収するのかを決めていたかどうかで、大きく変わります。この記事では、これを「回収の設計」と呼びます。先に、ひとことで定義しておきます。
回収の設計とは、買ったものを使って、誰に、何を、いくらで売るのかを、買う前に決めておくことです。
ポイントは、「買う前に」です。買ってから考えるのでは、遅いことが多いのです。買ったあとは、払ったお金のことが頭から離れず、早く取り戻さなければと焦ります。焦ると、目の前の新しい方法に飛びつきやすくなります。買う前なら、落ち着いて、自分のビジネスのどこにその商品を使うのかを考えられます。
もう一つ、先に書いておきます。この記事は、高額商品を買ったことを責める話ではありません。学ぶためにお金を出すこと自体は、間違いではありません。ここで書くのは、買う側が、買う前に確かめておくことの話です。
「損した」は、取り戻せなかったときの感情

投稿の2行目に、私は「理由は簡単で、お金を払ったけど取り戻せなかったから、損した感情になっているだけ」と書きました。
そして、まずいお寿司の例えを出しました。おいしそうだと思って入ったお店が、思ったほどではなかった。一度はある経験だと思います。そのとき、人は「損した」と感じます。払ったお金に見合うものが返ってこなかった、と感じるからです。
ただ、食べ物と、ビジネスを学ぶための商品には、大きな違いがあります。食べ物は、食べたら終わりです。おいしくても、まずくても、食べ終わった時点で、損か得かは決まります。一方、ビジネスを学ぶための商品は、使って取り戻すための道具です。買った時点では、まだ損も得も決まっていません。決まるのは、使ったあとです。
大工道具を考えてみてください。いいのこぎりを買っても、それで何かを作らなければ、押し入れで眠ったままです。そのときに「高いのこぎりを買って損した」と言っても、のこぎりが悪いわけではありません。何を作るのかを決めないまま買った、ということです。
では、なぜ取り戻せないのか。投稿では、理由を2つに絞りました。「自分に受け取る器がなかったか、それとも商品を見抜く力がなかったか、このどちらかです」。
1つ目の、受け取る器とは、教わったことを自分の手で最後まで実行できる範囲のことです。なぜ、稼げるスキルを学んでもうまくいかないのか——「受け取る器」の大きさが、最後まで行けるかを決める(記事027)で書いたとおり、同じスキルを学んでも、最後まで行ける人と、途中で止まってしまう人がいます。教わる内容が悪いのではなく、器の分しか受け取れないからです。
2つ目の、商品を見抜く力とは、買う前に、その商品で自分が本当に取り戻せるのかを見分ける力のことです。何を学ぶかと同じくらい、誰から学ぶかで、手に入るものは変わります。なぜ、何を学ぶかより「誰から学ぶか」なのか——コーチングのメンター選び、5つのチェックポイント(記事014)では、教える人を見分けるための5つのチェックポイントを書きました。お金に変える方法を、自分の経験から教えられる人かどうか。そこを買う前に確かめることが、見抜く力です。
投稿には、「いずれにしても、使ったお金は取り戻すことができません」とも書きました。これは過去を責めるための言葉ではありません。払ったお金は戻らないからこそ、これから先の使い方を変える、という話です。
ここで、はっきり書いておきます。「損した」と感じている人は、能力が足りなかったわけでも、努力が足りなかったわけでもありません。多くの場合、買う前に、回収の道順を決めていなかっただけです。道順は、今からでも決められます。次の章で、その決め方を書きます。
どうやって回収するつもりだったのか——回収の設計

投稿の中で、私は「逆に考えればわかりますが、どうやって回収しようと思っていたのか、ということです」と書きました。
投稿では、例をこう書きました。「例えば、50万円の商品を買ったら、50万円で売れば、1つ売るだけで回収できます」。
計算としては、とても単純です。50万円の講座を買ったなら、そこで学んだことを使って、自分の商品を50万円で1つ売れば、払った分は戻ってきます。これが、回収の設計のいちばん簡単な形です。
ところが、投稿の続きはこうです。「しかし、多くの人は、自分の商品を50万円で売ることはできないし、50万円で買ってくれる人を集めることもできません」。計算は単純でも、その計算を実際に成り立たせるには、先に決めておくことがいくつもあるのです。
買う前に決めておくことを、4つに分けて並べます。
| 買う前に決めておくこと | 決めていないとどうなるか |
|---|---|
| 誰に売るのか | 学んだことを、誰の悩みに使えばいいのかが分からない。発信も案内もぼやけて、誰にも届かない |
| 何を売るのか | 学んだことが、知識のまま残る。自分の商品の形にならないので、売るものがない |
| いくらで売るのか | 払った分を取り戻すまでに、いくつ売ればいいのかが分からない。不安から値段を下げ、取り戻すまでの道のりがどんどん長くなる |
| 買ってくれる人をどこで集めるのか | 商品はできても、それを必要としている人に出会えない。売る相手がいないので、回収が始まらない |
4つのうち1つでも空欄のまま買うと、取り戻すまでの道順が、途中で途切れます。逆に、4つが埋まっていれば、少なくとも、どこを目指してその商品を使えばいいのかが分かった状態で、学び始められます。
このことは、2019年に書いたあなたは、自己投資を回収できていますか?という記事でも書いていました。その記事では、コーチングの資格を取っても払った分を取り戻せない理由を、「資格を持っているだけでは稼げないから」と書いています。そして、稼げるようになるには「ビジネスに投資すること」だと書きました。
誤解のないように書いておくと、資格を取ったことが間違いだった、という意味ではありません。資格も、学んだスキルも、使って取り戻すための道具の一つです。ただ、道具を持っているだけでは、お金は戻ってきません。その道具を使って、誰に、何を、いくらで売るのか。そこまで決めて、初めて回収の道順ができます。同じ記事には、「いつか回収できるは、永久に回収できないということです」とも書いていました。いつまでに、どうやって取り戻すのかを決めないまま払うと、「いつか」のまま時間が過ぎていきます。
4つのうち、つまずきやすいのが「何を売るのか」と「いくらで売るのか」です。自分は高い金額を払って学んだのに、自分の商品は同じ値段で売れない。その理由は、値段の付け方より手前にあることが多いのです。なぜ、高額商品が売れないのか——お客様が手に入れる「理想の未来」が小さすぎるから(記事022)で書いたとおり、お客様が手に入れる理想の未来が小さいと、高い値段では売れません。このずれが、回収できない大きな理由の一つです。
だから、買う前に、自分の商品でお客様が手に入れる未来まで考えておきます。「この商品を買えば、その未来を届けられる自分になれるのか」。この問いに答えられるかどうかも、買うかどうかを決める基準の一つです。
方法を教わっても、どこかで必ず間違える

回収の設計ができていれば、うまくいくのか。そうとは限りません。投稿では、こう書きました。「その方法を教えてもらいたいと思って商品を買ったかもしれませんが、方法を教えてもらっても、正しく実行する器がないとできません」。
続けて、「1つの商品を買って、じゃあ、ライティングのスキルも、動画編集のスキルも、AIの使い方も、SNSの使い方も、お金の受け取り方も、全て教えてもらっても、普通はここまではできません」と書いています。
全部を教わったからといって、全部ができるようになるわけではありません。運転免許を思い出してください。教本には、ハンドルの切り方も、ブレーキの踏み方も、交通ルールも、全部書いてあります。それでも、教本を読んだだけで車を運転できる人はいません。教習所で実際に運転して、隣の教官に「今のブレーキは遅い」と直してもらって、初めて運転できるようになります。
ビジネスも同じです。投稿にも書いたとおり、「自分は教えてもらったらできると思っているかもしれませんが、まずどこかで間違えます」。間違えること自体は、悪いことではありません。最初から一度も間違えずにできる人は、まずいません。問題は、その次です。
投稿では、「この間違えたところを直せないと、正しくできません」と書き、「この間違いを直せないから、うまくいかないだけです」と続けました。
知っていることと、できることは、まったく違います。なぜ、知っているのにできないのか——「知っている」と「できる」は全く違う(記事018)で書いたように、教わった方法を、結果が出るまで直し続けて、同じ結果をもう一度出せる状態になって、初めて「できる」と言えます。一度試してうまくいかず、直さないまま次の方法に移ると、知っていることだけが増えていきます。
そして、間違いはたった1か所でも、全体を止めてしまいます。なぜ、正しいことをやり続けているのにうまくいかないのか——ゴールは掛け算、一つでも0があれば0点になる(記事029)で書いたとおり、ビジネスのゴールは掛け算です。ほかがどれだけよくできていても、どこか1つが0なら、結果は0になります。しかも、その0は、自分が正しいと思っている場所に隠れていることが多いので、自分では見つけにくいのです。
だから、間違えたところは、人に直してもらうのが早いのです。なぜ、高額塾に自己投資してもうまくいかないのか——理解できないところを、個別に直してもらえないから(記事036)では、教わった内容のどこが分からないかは人によって違う、と書きました。全員に同じことを教える形では、一人ひとりが間違えたところまでは直せません。高額商品を買う前に、「自分が間違えたとき、そこを個別に直してもらえるのか」を確かめておくことも、回収の設計の一部です。
ビジネスに、結果の約束はない

投稿の後半には、強い言葉を並べました。「ビジネスというのは、正直、10人に9人が損します」。そして、「ビジネスというのは、正直、博打と変わりません」。
ここで伝えたかったのは、数字の正確さではありません。ビジネスは、先に結果が約束されていないものだ、ということです。ここでの投資は、お金を増やすための金融の投資ではなく、ビジネスを学ぶための自己投資のことです。学ぶためにお金と時間を出しても、その時点では、取り戻せるかどうかは決まっていません。うまくいかない人の方が多い、というのが、私の実感です。
2019年に書いたビジネスはリスクがあることを理解してますか?という記事で、私は「ノーリスクでできるビジネスはありません」と書きました。お金を使わずに始めたとしても、少なくとも時間は使います。同じ記事の言葉で言えば、「時間を投資するか、それともお金を投資するか」の違いです。そして、「時間は取り戻すことができません」とも書いています。
先に結果が約束されていないからこそ、買う前に確かめておくことがあります。投稿には、「ここで、誰でも稼げるみたいなうまい言葉に引っかかるので、損をします」とも書きました。約束されていない結果を、約束されているかのように受け取ってしまうと、買ったあとに「思っていたのと違う」と感じます。これは売る側をどう見るかの話ではなく、買う側が、買う前に自分で確かめることの話です。
個別相談800人超、セッション6,000時間超の中で、高額の講座を買ったあとに相談に来られた方とも、たくさん話してきました。そこで私が聞くのは、投稿にも書いた「どうやって回収しようと思っていたのか」です。その講座を使って、誰に、何を売るつもりだったのか。ここにすぐ答えられる方は、どこでつまずいたのかも、具体的に話せます。答えに詰まる方は、つまずいた場所そのものが、まだ見えていないことが多いのです。どちらも、能力の差ではありません。買う前に、自分に問いを立てていたかどうかの差です。
買う前に、次の3つを自分に聞いてみてください。
- この商品を使って、自分は誰に、何を売るのか
- つまずいたとき、間違えたところを誰が直してくれるのか
- 取り戻すまでに、どれくらいの期間と追加の費用を見ているのか
1つ目は、前の章で書いた回収の設計そのものです。2つ目は、方法を教わってもどこかで間違える、という話への備えです。3つ目は、結果が約束されていない以上、1回で取り戻せるとは限らない、という前提に立つための問いです。3つすべてにすぐ答えられなくても構いません。答えられない問いがあるなら、そこが、買う前に確かめるべきところです。
この3つを聞かずに買うと、うまくいかなかったときに「この商品が悪かった」と考えて、次の商品を探し始めます。なぜ、ノウハウコレクターになってしまうのか——問題の見つけ方が、最初から間違っている(記事026)で書いたとおり、自分で見つけた問題を埋めるために次々と買っても、本当の問題が別の場所にあれば、いくら払っても埋まりません。次を買う前に、今の商品で、どこを間違えたのかを確かめるのが先です。
やめなかった人だけが、うまくいく——やめるのも、一つの答え

では、結果が約束されていない中で、うまくいくのはどんな人か。投稿には、こう書きました。「しかし、この失敗の中から、何を変えていけばいいのかを学び、やめなかった人だけがうまくいきます」。
うまくいく人も、最初からうまくいっているわけではありません。間違えて、どこを変えればいいのかを学び、直して、またやる。その繰り返しの先に、取り戻すところがあります。投稿では、「1つの商品を買ったから百発百中でうまくいくかというと、よほどの天才でない限り無理だと思います」とも書きました。1回で当たらないのが、普通です。
そのうえで、投稿にはこう書いています。「失敗して、いくらかかっても、必ずビジネスを成功させたいという覚悟がある人だけが、うまくいく世界です」。
ここでいう覚悟は、気合いの話ではありません。なぜ、口だけの覚悟では稼げないのか——覚悟とは、お金を使う約束まで含めた「自分との約束」(記事028)で書いたとおり、覚悟とは、何があってもやり遂げると自分と交わした約束のことで、その中には、お金を使う約束も含まれています。1回うまくいかなかったら終わり、ではなく、取り戻すまで直し続けると、自分と約束できるかどうかです。
その約束は、ゴールに行くと決めるところから始まります。なぜ、ゴールを決めた人から結果が出るのか——「行けるといいな」では行けない理由(記事015)で書いたように、「行けるといいな」と思っているだけだと、うまくいかなかったときに、「行けなくてもいい」と自分に許可を出してしまいます。行くと決めた人は、つまずいたときに、やめる理由ではなく、直す場所を探します。
そして、投稿はこう締めくくりました。「このことをしっかり理解して、損をすると思うなら、やめときなさい」。「その方が、きっと幸せですよ」。
これは、突き放すために書いたのではありません。やめるのは、逃げではありません。取り戻せないかもしれないものにお金と時間を使うより、おいしいものを食べたり、家族と過ごしたり、好きなことに使ったりする。やめるのも、お金と時間を自分の幸せに使うという、真っ当な選択です。投稿にも、「美味しいものを食べたり、好きなことに使ったりする方が、よっぽど幸せです」と書きました。
一方で、続けると決めた人は、損か得かで考えるのをやめて、「取り戻すまで直し続ける」と決めます。損か得かは、使い終わったあとにしか分からないからです。続けると決めたなら、今日、次の3つから始めてください。
- 買ったものを使って、誰に、何を、いくらで売るのかを、一文ずつ紙に書く(書けない欄が、いちばん先に決めるところ)
- これまでにうまくいかなかったところを1つだけ書き出し、それを直してくれる人に見てもらう
- いつまでに取り戻すのかを決めて、その日までにやることを、手帳の日付の欄に書き込む
3つ目は、先ほどのリスクの記事の終わりに、「いつ回収するのかを決めてください」と書いたのと同じことです。いつまでに取り戻すのかが決まっていないと、「いつか」のまま時間だけが過ぎていきます。続けるか、やめるか。どちらを選んでも構いません。大事なのは、損か得かで迷い続けることではなく、自分で決めることです。
よくある質問
高額商品を買って「損した」と感じているとき、まず何をすればいいですか。
まず、その商品を使って、誰に、何を、いくらで売るのかを書き出してください。書けたなら、取り戻す道順はまだ残っています。どこで止まっているのかを確かめ、そこを直します。書けないなら、そこが止まっている場所です。払ったお金は戻りませんが、買ったものの使い道は、今からでも決められます。次の商品を探すのは、そのあとです。
買う前に、取り戻せるかどうかをどう確かめればいいですか。
取り戻せるかどうかを、買う前に確実に知る方法はありません。確かめられるのは、取り戻す道順があるかどうかです。この記事の表の4つ(誰に・何を・いくらで・どこで集めるか)が埋まるか。間違えたときに、個別に直してもらえるか。取り戻すまでの期間と追加の費用を見込んでいるか。この3点に答えられないまま買うのは、地図を持たずに知らない土地へ出かけるのと同じです。
うまくいかない人の方が多いなら、始めない方がいいのですか。
始めるかどうかは、あなたが決めることです。先に結果が約束されていないと知ったうえで、それでも取り戻すまで直し続けると決められるなら、始める意味があります。損か得かで判断したいなら、お金と時間を、自分が幸せだと思えることに使う方がいい、というのが私の考えです。どちらも、真っ当な選択です。
1つの商品で足りないなら、いくつも買う必要があるのですか。
いくつも買えばいい、という話ではありません。足りないのは、多くの場合、商品の数ではなく、間違えたところを直してもらう機会です。次々と買っても、間違えたところが直らなければ、同じ場所でつまずきます。次を買う前に、今つまずいているのはどこか、そこを誰に直してもらうのかを先に決めてください。
回収の設計とは、買ったものを使って、誰に、何を、いくらで売るのかを、買う前に決めておくことです。高額商品を買って「損した」と感じるのは、お金を払ったけれど、取り戻せなかったからです。取り戻せなかったのは、多くの場合、買う前に回収の道順を決めていなかっただけです。そして、道順を決めても、方法を教わっても、どこかで間違えます。うまくいくのは、間違えたところを直しながら、やめなかった人です。やめるのも、お金と時間を自分の幸せに使うという真っ当な選択です。続けると決めたなら、今日、回収の設計を書き出すところから始めてください。私の考え方の全体像は、マインドコーチとしてのコーチングの考え方にまとめています。
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